白鳥の王子 ヤマトタケル―終焉の巻 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041268629

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  • 大和王権の権威を東国に示すため東征の旅の途にある倭建(ヤマトタケル)は、駿河を従え、最大の目的地である毛野国に迫る。しかし房総半島に向かう途中、愛する妃・弟橘媛が海神の犠牲となって命を絶つ。弟橘媛の死と暗躍する大和の敵対勢力を前に、東征の意味を自問する建は、戦うことの無意味さを悟り、自分のために生きることを決意する。陸路、大和への帰路についた建を再び宮簀媛が待ち受けていた。再会は不幸の予兆となるのか?自らの運命に立ち向かうため、建は最後の戦いに臨む。黒岩重吾最大の古代史小説、遂に完結。

  • 白鳥の王子の完結編。
    ヤマトタケルの東征後,弟橘姫の死により東征の虚しさを覚えたタケルは大和へ向かって帰省する。
    しかしながら,そこに待ちうけるのはオシロワケ王の威光が消え,王権を欲しいままにする物部十千根と子供であるイリビコ王を大王の位につかせたい八坂入姫であった。
    これら佞臣らはヤマトタケルに刺客を送り,大和への帰還を阻もうとする。
    そんなタケル自身も尾張音彦の娘である宮簀姫(みやすひめ)という妖女の虜になってしまい,何度も怪しい世界に連れ込まれてしまう。
    そのたびに弟橘姫に助けられるタケルだったが,そんな姫も死んでしまった後は,タケルも暗い世界へ迷い込んでしまう。
    やっとのことで立ち直ったタケルだが,十千根の仕向けた軍に遮られ,大和への帰還の夢も虚しく散ってしまう。
    この巻は多くのページを宮簀姫との怪しい世界での戦い?に割かれ,私としては星2つというところ。
    白鳥の王子は所謂濡れ場の記述が度ギツク,そこまで描くかとの感じがしないまでもない。もう少し柔らかいほうが読んでいてもすっと入ってくるのだが。。。

  • 神話
    ヤマトタケル

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著者プロフィール

黒岩重吾

一九二四年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。六〇年『背徳のメス』で直木賞、八〇年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。九一年紫綬褒章受章、九二年菊池寛賞受賞。二〇〇三年死去。

「2021年 『斑鳩王の慟哭 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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