白鳥の王子 ヤマトタケル 終焉の巻 (角川文庫)

  • 角川書店 (2003年9月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784041268629

作品紹介・あらすじ

王位継承と勢力争いの渦は、東国遠征の途にあるヤマトタケルを否応なしに飲み込む。陰謀、襲い来る刺客、そして寵姫・弟橘媛の死。若き勇者は自らの運命に立ち向かうべく、最後の戦いに臨む。「白鳥の王子」完結篇。

感想・レビュー・書評

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  • 大和王権の権威を東国に示すため東征の旅の途にある倭建(ヤマトタケル)は、駿河を従え、最大の目的地である毛野国に迫る。しかし房総半島に向かう途中、愛する妃・弟橘媛が海神の犠牲となって命を絶つ。弟橘媛の死と暗躍する大和の敵対勢力を前に、東征の意味を自問する建は、戦うことの無意味さを悟り、自分のために生きることを決意する。陸路、大和への帰路についた建を再び宮簀媛が待ち受けていた。再会は不幸の予兆となるのか?自らの運命に立ち向かうため、建は最後の戦いに臨む。黒岩重吾最大の古代史小説、遂に完結。

  • 白鳥の王子の完結編。
    ヤマトタケルの東征後,弟橘姫の死により東征の虚しさを覚えたタケルは大和へ向かって帰省する。
    しかしながら,そこに待ちうけるのはオシロワケ王の威光が消え,王権を欲しいままにする物部十千根と子供であるイリビコ王を大王の位につかせたい八坂入姫であった。
    これら佞臣らはヤマトタケルに刺客を送り,大和への帰還を阻もうとする。
    そんなタケル自身も尾張音彦の娘である宮簀姫(みやすひめ)という妖女の虜になってしまい,何度も怪しい世界に連れ込まれてしまう。
    そのたびに弟橘姫に助けられるタケルだったが,そんな姫も死んでしまった後は,タケルも暗い世界へ迷い込んでしまう。
    やっとのことで立ち直ったタケルだが,十千根の仕向けた軍に遮られ,大和への帰還の夢も虚しく散ってしまう。
    この巻は多くのページを宮簀姫との怪しい世界での戦い?に割かれ,私としては星2つというところ。
    白鳥の王子は所謂濡れ場の記述が度ギツク,そこまで描くかとの感じがしないまでもない。もう少し柔らかいほうが読んでいてもすっと入ってくるのだが。。。

  • 神話
    ヤマトタケル

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著者プロフィール

1924-2003年。大阪市生まれ。同志社大学法学部卒。在学中に学徒動員で満洲に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。日本へ帰国後、様々な職業を転々としたあと、59年に「近代説話」の同人となる。60年に『背徳のメス』で直木賞を受賞、金や権力に捉われた人間を描く社会派作家として活躍する。また古代史への関心も深く、80年には歴史小説の『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。84年からは直木賞の選考委員も務めた。91年紫綬褒章受章、92年菊池寛賞受賞。他の著書に『飛田ホテル』(ちくま文庫)。

「2018年 『西成山王ホテル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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