- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041287019
感想・レビュー・書評
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好きすぎた、、宝物にする
学生のうちにニューカレドニア行きたいな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南太平洋のニューカレドニアのこと。この本が元の同名映画が原田知世主演だった。
その映画は観ていないが、CMの映像イメージで白い砂浜・サンゴ礁の青い海と青い空にココナッツの木が浮かんでしまう天国にいちばん近い島だ。
でもこの本を読むと、Ni(ニッケル)資源だけの赤土だらけの島なんだと。昨今もフランスから独立するかどうか住民投票とかの話題があったようだが、独立国となる日は来るのであろうか?
女性一人でこの島に渡って生活したことについて書かれているが、旅行されたのは昭和40年(1965年)のことのようで、なるほどそれくらい前なら若い女性の一人旅は珍しく、小説のネタにもなったのかなぁなどと思う。
物語は主人公が人生を考え直して立ち直る、素朴な人々との悲喜こもごものふれあいで南の島へ旅に出たくなるないようだった。 -
新婚旅行でニューカレドニアに行った後、読んでみた。
もう1度、行きたいな -
自分が旅をする理由が詰まった本だった。こんな風に生きたい。
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新婚旅行前に、ニューカレドニアのイメージを頭に入れようとして読んだ。時期の問題か、あまり参考にならなかった。
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ぼくがこの小説を初めて読んだのは、いまから56年まえの中学1年生の時だった。当時の親友に薦められて読んだ。再読してみて、日本という国が戦後の復興を経て、先進国の一員として、庶民にも海外旅行などが現実性を帯びてきた時代の右肩上がりの雰囲気がよく出ている。作者の大らかな人間性が、ニューカレドニアという地で開くことになる。人間賛歌の小説だから、人を元気にしてくれる。
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旅をして人生が変わるっていうのは、本当に運の要素が大きいのだなぁと思いました。
当時のニューカレドニアのような場所って今残っているのでしょうか? -
父親が昔語っていた『天国にいちばん近い島』は
ここではなかろうか。
手紙を出し、ひっこりといけた島での話。
世話役の人からそっぽを向かれ、何故なのかわからず
それでも生活し続けた「私」。
目的も果たせたし、生活もどうにかなったし
想像すると幸せな生活してますが、周囲を考えると
大丈夫? と聞きたくなる内容でした。
謙虚なのか図々しいのかさっぱり、なのが
生活で来た最大の武器、かもしれません。 -
1984年アイドル時代の原田知世主演で映画化されたが、実は1965年の作品。内気な女の子が、亡くなった父の話していた「天国にいちばん近い島」を求めてニューカレドニアに行き成長する旅。
現地の方々の描写に時代を感じる。それなりに有名な作品だが再版されない理由はこれだろう。今の基準では差別用語が多い。
内気な娘がニューカレドニア行きの鉱石船の会社の社長に手紙を書くことから始まり、一本気に会社を辞めてまで1人旅に出る。なかなか思ったようにはいかないが、やがて現地の人々との交流を通じて成長して行く。
ヤシ林の先に誰もいない白浜と青空、透明な海。そこで死んだ父と間違いなく心が通じ合う場面に感動。
現地の方々の表現を除けば古臭さを感じさせないテンポ良い作品。
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今のキラキラ女子旅行記のように思っていたが、もう少し泥臭い。そして、編集のせいか文体に違和感がある。美しい海の描写はひと場面のみ
森村桂の作品





