新選組血風録 (角川文庫)

  • 角川書店 (1969年9月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (576ページ) / ISBN・EAN: 9784041290019

みんなの感想まとめ

新選組の幹部から平隊士まで、多様な人物の生き様を描いた短編小説集は、熱血漢たちの姿を通して歴史の深さを感じさせます。著者の描く沖田総司の魅力や、斉藤一の飄々としたキャラクターが印象的で、彼らの物語を通...

感想・レビュー・書評

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  • 再読。高校生以来。
    司馬遼太郎さんの描く新撰組にどハマりして、当時この血風録と燃えよ剣は何回も読み返しました。
    懐かしい。燃えよ剣もまた読もう。

  • 15編の短編小説だが、新選組の幹部から平隊士の話まで、実に面白い本である。この時代を生き抜いた熱血漢の男たちの生き様がとく興味をひく。

  •  新選組自体は昔から好きだったのだが、歳をとり、目立った「個」よりも「組織」としての新選組に目が行くようになって来た。15の短編で成り立つ本作は、主要な登場人物ばかりでない、新選組の周辺まで描いていて読み応えがある。

     とは言え、沖田の話が多いのは作者のひいきもあるのかもしれない。それだけ魅力ある人物ではある。
     死を間近に感じつつ、生死のやり取りを繰り返す天才剣士。政治も志も、政略も意地も何もかも遠く離れた透明な世界で生きている沖田。
     生き延びる者の凄さ、辛さも感じるようにはなってきたが、やはり沖田のような存在には弱いのが読者なのかもしれない。

     逆に、ずっと生き延びた斉藤一の飄々とした描かれ方も好感が持てる。




     何編か、刀についてのエピソードがある。
     武士にとっての刀と言えば、すぐに「魂」と言った言葉が思いつく、どちらかと言うと精神的なつながりとしてのイメージが強いのだが、そこはやはり実戦部隊である新選組。刀の銘も気になるが、切れるかどうかはもっと気になる。

     バイクと似ている、と思った。
     名のある名刀はそれだけでも良く切れる。
     持っているだけでいつもより切れる気がする。実際なまくら刀よりはずっと切れるだろう。しかし、腕のない者ではわからない領域でもあったりする。目が利かないと言うか。
     腕があれば木刀でも勝てる。

     バイクも同じ。
     速いバイクは誰が乗っても速く走る。
     腕が悪くてもバイクは速い。
     が、腕が良ければ何に乗っても速いとも言える。
     いずれも比較の問題で、性能と腕が高次元であればあるほど、実はレベルの低いものたちにはわからない世界がある。
     だが、人は名車を欲しがる。名刀を持てば貫禄がつくように思えるのと同じように。

     道具であり、それ以上である。
     そんなところも似ている。
     

  • 史上最大の殺戮団。隊規の厳しさ。

  • 2011/8/15古書店の店頭のワゴンで購入。50円。
    一時期、新選組にハマりにハマっていたことがあるが、そのきっかけになった本。本書と「燃えよ剣」、子母沢寛の「始末記」あたりが入門書だったような気がする。

  • 新選組に嵌まるきっかけになった一冊。

  • (2004.01.18読了)(2004.01.10購入)
    新選組というと殺戮集団というイメージが付きまとい、あまり好きになれない。
    しかし、NHKの大河ドラマには、大体付き合ってきているので、今年は、新選組に付き合ってみることにする。手始めにこの本。
    新選組についての短編集、逸話集、15編ある。
    1970年代に、赤軍派のリンチ殺人というのが有ったけれど、この本を読んでいるとそんなことを思い出してしまう。裏切り者は殺してしまえ。勇気の無いやつは殺してしまえ。
    殺戮者は、その裏切り者と一番親しかったもの、斬首の場合も同様のものに命じられる。読んでいてなんともたまらない気持ちになってしまう。
    各短編で、主人公として現れる人物は、たいがい最後には、殺されて終わりになる。これもあと後味が悪い。
    作品は、時代順には並んでいないので、多少読み難い感じはあるが、全部読むと、新選組の誕生から主な隊員たちの活躍ぶりはわかるようになっている。
    各編に必ず登場するのは、土方歳三だが、土方が主人公になっている作品は無い。ということで、知りたければ「燃えよ剣」を読めということか?
    「虎徹」は、ご存知、近藤勇の持っている刀の話。
    「沖田総司の恋」は、残念ながら実らなかったようで。沖田にとっては、見ているだけでよかったようなのですが。
    「前髪の惣三郎」は、日本経済新聞の1月24日プラス1の今週の1本で紹介されている大島渚監督作品の「御法度」の原作になっているようです。

    ●関連図書
    「浅葱色の風 - 沖田総司」、里中満智子著、中公文庫、1997.12.18
    「竜馬がゆく」全8巻、司馬遼太郎著、文春文庫、1975.06.25-09.25
    「翔ぶが如く」全10巻、司馬遼太郎著、文春文庫、1980.01.25-05.25
    「榎本武揚」安部公房著、中公文庫、1973..

    著者 司馬 遼太郎
    1923年 大阪市生まれ。
    大阪外国語学校蒙古語科卒。
    産経新聞大阪本社文化部に入社。
    1956年 「ペルシャの幻術師」で第8回講談倶楽部賞を受賞。
    1960年 「梟の城」で第42回直木賞を受賞。
    1961年 出版局次長を最後に退社。
    1975年 芸術院恩賜賞受賞。
    1993年 文化勲章受章。
    1996年2月12日 死去 72歳。
    主な作品に、『国盗り物語』(菊池寛賞)『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)『ひとびとの跫音』(読売文学賞)『韃靼疾風録』(大仏次郎賞)など

    (「BOOK」データベースより)amazon
    勤皇か佐幕か、血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京都に、その治安維持を任務として組織された剣客集団、新選組。名刀の真贋を軸に近藤勇の不敗神話を描く「虎徹」、赤穂浪士討ち入り以来の屈折した心情に迫る「池田屋異聞」、悲恋に涙する剣士の素顔を綴る「沖田総司の恋」など、「誠」の旗印に参集した男たちの内面を通して、歴史小説の第一人者がその実像を浮き彫りにする。活字が大きく読みやすい新装版。

  • 新選組も時代背景もよく解っていない頃に読んだのに、それでも面白かった。
    新選組が好きな人は是非、と思う。
    1話目の篠原泰之進、妙に好き。読んだ時はこの人をまだ知らなかったので、後になって微妙な気持ちに(伊東甲子太郎が好きじゃないのよ)
    個人的には斎藤一が好きだけれど、全編面白い。
    色々な角度から新選組を楽しめます。
    さすが、としか言いようがない。

  • 多分最初に読んだ新選組小説。
    王道すぎる王道ですが実に面白かった。
    短編集という構成も読みやすかったかと。「前髪の惣三郎」ですっかり有名ですね。
    山崎蒸の存在がすごく活きてる。
    歳さんとのやりとりが好きです。

  • 『燃えよ剣』のスピンオフ版のような。楽しい時間でした。

  • 20160221
    史実を元に多くの文献や史料を読み重ねて作り上げたであろうストーリーには、いつもながら感服するばかりだ。
    いずれの短編の結末も、余計な修飾表現はされていない。だからこそ、余韻の中に武士の儚さや忠誠心を感じて止まない。

  • 沖田くんに惚れる。

  • 面白い!新撰組好きにはぜひおすすめしたい作品です。

    ただ、個人的には司馬さんの書く文章が少々苦手です・・・。

  • 1997年頃 読了

    2011.5.2~15 再読
    NHK-BSのTV放送に合わせて再読。やはりリアル感十分の面白さ。沖田総司の天才ぶりと山崎蒸のスパイぶりが際だっている。その特異なキャラはこの作で世の中に浸透したんだろうな。裏付け資料の存在も所々紹介されているし。

  • 4041290015 561p 2002・5・25 78版

  • 沖田総司の話がとても好きかも。この本読んで結構彼に親しみをもてるようになった気がする。

  • 未読

  • 2000.5.30 68版

  • 07.11.19

  • 1995.11.21

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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