新選組血風録 (角川文庫)

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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041290019

感想・レビュー・書評

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  • 15編の短編小説だが、新選組の幹部から平隊士の話まで、実に面白い本である。この時代を生き抜いた熱血漢の男たちの生き様がとく興味をひく。

  •  新選組自体は昔から好きだったのだが、歳をとり、目立った「個」よりも「組織」としての新選組に目が行くようになって来た。15の短編で成り立つ本作は、主要な登場人物ばかりでない、新選組の周辺まで描いていて読み応えがある。

     とは言え、沖田の話が多いのは作者のひいきもあるのかもしれない。それだけ魅力ある人物ではある。
     死を間近に感じつつ、生死のやり取りを繰り返す天才剣士。政治も志も、政略も意地も何もかも遠く離れた透明な世界で生きている沖田。
     生き延びる者の凄さ、辛さも感じるようにはなってきたが、やはり沖田のような存在には弱いのが読者なのかもしれない。

     逆に、ずっと生き延びた斉藤一の飄々とした描かれ方も好感が持てる。




     何編か、刀についてのエピソードがある。
     武士にとっての刀と言えば、すぐに「魂」と言った言葉が思いつく、どちらかと言うと精神的なつながりとしてのイメージが強いのだが、そこはやはり実戦部隊である新選組。刀の銘も気になるが、切れるかどうかはもっと気になる。

     バイクと似ている、と思った。
     名のある名刀はそれだけでも良く切れる。
     持っているだけでいつもより切れる気がする。実際なまくら刀よりはずっと切れるだろう。しかし、腕のない者ではわからない領域でもあったりする。目が利かないと言うか。
     腕があれば木刀でも勝てる。

     バイクも同じ。
     速いバイクは誰が乗っても速く走る。
     腕が悪くてもバイクは速い。
     が、腕が良ければ何に乗っても速いとも言える。
     いずれも比較の問題で、性能と腕が高次元であればあるほど、実はレベルの低いものたちにはわからない世界がある。
     だが、人は名車を欲しがる。名刀を持てば貫禄がつくように思えるのと同じように。

     道具であり、それ以上である。
     そんなところも似ている。
     

  • 20160221
    史実を元に多くの文献や史料を読み重ねて作り上げたであろうストーリーには、いつもながら感服するばかりだ。
    いずれの短編の結末も、余計な修飾表現はされていない。だからこそ、余韻の中に武士の儚さや忠誠心を感じて止まない。

  • 史上最大の殺戮団。隊規の厳しさ。

  • 沖田くんに惚れる。

  • 面白い!新撰組好きにはぜひおすすめしたい作品です。

    ただ、個人的には司馬さんの書く文章が少々苦手です・・・。

  • 2011/8/15古書店の店頭のワゴンで購入。50円。
    一時期、新選組にハマりにハマっていたことがあるが、そのきっかけになった本。本書と「燃えよ剣」、子母沢寛の「始末記」あたりが入門書だったような気がする。

  • 1997年頃 読了

    2011.5.2~15 再読
    NHK-BSのTV放送に合わせて再読。やはりリアル感十分の面白さ。沖田総司の天才ぶりと山崎蒸のスパイぶりが際だっている。その特異なキャラはこの作で世の中に浸透したんだろうな。裏付け資料の存在も所々紹介されているし。

  • 4041290015 561p 2002・5・25 78版

  • 沖田総司の話がとても好きかも。この本読んで結構彼に親しみをもてるようになった気がする。

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著者プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

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