新選組血風録 (角川文庫)

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感想 : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041290019

感想・レビュー・書評

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  • 15編の短編小説だが、新選組の幹部から平隊士の話まで、実に面白い本である。この時代を生き抜いた熱血漢の男たちの生き様がとく興味をひく。

  •  新選組自体は昔から好きだったのだが、歳をとり、目立った「個」よりも「組織」としての新選組に目が行くようになって来た。15の短編で成り立つ本作は、主要な登場人物ばかりでない、新選組の周辺まで描いていて読み応えがある。

     とは言え、沖田の話が多いのは作者のひいきもあるのかもしれない。それだけ魅力ある人物ではある。
     死を間近に感じつつ、生死のやり取りを繰り返す天才剣士。政治も志も、政略も意地も何もかも遠く離れた透明な世界で生きている沖田。
     生き延びる者の凄さ、辛さも感じるようにはなってきたが、やはり沖田のような存在には弱いのが読者なのかもしれない。

     逆に、ずっと生き延びた斉藤一の飄々とした描かれ方も好感が持てる。




     何編か、刀についてのエピソードがある。
     武士にとっての刀と言えば、すぐに「魂」と言った言葉が思いつく、どちらかと言うと精神的なつながりとしてのイメージが強いのだが、そこはやはり実戦部隊である新選組。刀の銘も気になるが、切れるかどうかはもっと気になる。

     バイクと似ている、と思った。
     名のある名刀はそれだけでも良く切れる。
     持っているだけでいつもより切れる気がする。実際なまくら刀よりはずっと切れるだろう。しかし、腕のない者ではわからない領域でもあったりする。目が利かないと言うか。
     腕があれば木刀でも勝てる。

     バイクも同じ。
     速いバイクは誰が乗っても速く走る。
     腕が悪くてもバイクは速い。
     が、腕が良ければ何に乗っても速いとも言える。
     いずれも比較の問題で、性能と腕が高次元であればあるほど、実はレベルの低いものたちにはわからない世界がある。
     だが、人は名車を欲しがる。名刀を持てば貫禄がつくように思えるのと同じように。

     道具であり、それ以上である。
     そんなところも似ている。
     

  • 20160221
    史実を元に多くの文献や史料を読み重ねて作り上げたであろうストーリーには、いつもながら感服するばかりだ。
    いずれの短編の結末も、余計な修飾表現はされていない。だからこそ、余韻の中に武士の儚さや忠誠心を感じて止まない。

  • 史上最大の殺戮団。隊規の厳しさ。

  • 沖田くんに惚れる。

  • 面白い!新撰組好きにはぜひおすすめしたい作品です。

    ただ、個人的には司馬さんの書く文章が少々苦手です・・・。

  • 2011/8/15古書店の店頭のワゴンで購入。50円。
    一時期、新選組にハマりにハマっていたことがあるが、そのきっかけになった本。本書と「燃えよ剣」、子母沢寛の「始末記」あたりが入門書だったような気がする。

  • 1997年頃 読了

    2011.5.2~15 再読
    NHK-BSのTV放送に合わせて再読。やはりリアル感十分の面白さ。沖田総司の天才ぶりと山崎蒸のスパイぶりが際だっている。その特異なキャラはこの作で世の中に浸透したんだろうな。裏付け資料の存在も所々紹介されているし。

  • 4041290015 561p 2002・5・25 78版

  • 沖田総司の話がとても好きかも。この本読んで結構彼に親しみをもてるようになった気がする。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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