新選組血風録 (角川文庫)

著者 : 司馬遼太郎
制作 : 蓬田 やすひろ 
  • 角川書店 (2003年11月22日発売)
3.84
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  • Amazon.co.jp ・本 (635ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041290071

作品紹介

勤皇か佐幕か、血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京都に、その治安維持を任務として組織された剣客集団、新選組。名刀の真贋を軸に近藤勇の不敗神話を描く「虎徹」、赤穂浪士討ち入り以来の屈折した心情に迫る「池田屋異聞」、悲恋に涙する剣士の素顔を綴る「沖田総司の恋」など、「誠」の旗印に参集した男たちの内面を通して、歴史小説の第一人者がその実像を浮き彫りにする。活字が大きく読みやすい新装版。

新選組血風録 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一などの新選組隊士たちの生き様を描いた15編の連作短編。実在した人物と、司馬遼太郎が描いた架空の人物とが絶妙に織り交ぜながら展開する本作。
    もっと早く手を伸ばせば良かった…!と後悔するほど面白かったです。

    幕末という戦乱の時代を無骨に、不器用なほどまっすぐに生きた男たち。信念を貫くために、各々の役割を実直に果たそうとする男たちの姿が映像とともに生き生きと蘇ります。人間味がある個性豊かな面々に、「もっと知りたい」と思える隊士と出会えるはずです。
    どれも甲乙付けがたいくらい好きな作品ばかりですが、新撰組初期の筆頭局長の死を描いた『芹沢鴨の暗殺』、男色を巡った隊内の騒動を描いた『前髪の惣三郎』、所帯を持ったことで士気を失った武士を描いた『胡沙笛を吹く武士』、切なく淡い恋心を描いた『沖田総司の恋』が特に印象的でした。

    司馬遼太郎から歴女になった人多いんだろうなぁ…分かる…。読めば読むほど歴史が、人物が好きになれます。血が通った本とはこうゆう本を指すのだと思います。繰り返し読みたい大切な一冊。

  • 短編集。

    油小路の決闘 (篠原泰之進、伊東派)
    芹沢鴨の暗殺 (芹沢鴨)
    長州の間者 (深町新作)
    池田屋異聞 (山崎蒸)
    鴨川銭取橋 (武田観柳斉)
    虎徹 (近藤勇)
    前髪の惣三郎 (加納惣三郎)
    胡沙笛を吹く武士 (鹿内薫)
    三条磧乱刃 (井上源三郎と国枝大二郎)
    海仙寺党異聞 (長坂小十郎と中倉主膳)
    沖田総司の恋 (沖田総司)
    槍は宝蔵院流 (斉藤一と谷三十郎)
    弥兵衛奮迅(富山弥兵衛)
    四斤山砲 (大林兵庫と阿部十郎)
    菊一文字 (沖田総司)

  • 司馬文学の傑作にして、新選組小説の代表作。

    勤王佐幕の血なまぐさい抗争に明け暮れる維新前夜の京洛に、その治安維持を任務として組織された新選組。
    騒乱の世を、それぞれの夢と野心を抱いて白刃とともに生きた男たちを鮮烈に描く。

    何度も読み直している作品です。大好きです。

  • 新選組の話と言えば、、、コレかな?(「燃えよ剣」も良いな)

    幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」
    2012年夏の企画展「幕末という時代 新選組」
    7月31日(火)~9月2日(日)
    http://www.ryozen-museum.or.jp/index.html

  • 今まで読んだ本で一番おもしろかった

  • 新撰組の小説で、初めて読んだものです。とにかく、印象的なシーンがたくさん出てきて、殺陣も映画的な描写です。架空の隊士がちょいちょい出てきたり、フィクション多めなのですが、本当話のテンポも良く、格好よくて、やめられない、とまらない、です。

  • なんというか・・・、それぞれの人物に対する考察が深くて、
    ひとつずつの物語のボリュームが大きくなくても、すべての作品が印象に残る。

    余分なものをそぎ落とし、それぞれのテーマ、登場人物に一番合った形で
    まとめてあるんだろうな、と思う。

    おもしろかった。それ以外の言葉がないわ。

  • 昭和46年発刊280円の文庫本で読みました。
    なんとなく知っていた新選組の隊士達それぞれに個性が与えられた感じです。無名の隊士から近藤、土方、沖田まで。
    なかでも沖田が主役だろうか。凄まじい剣の天才でありながら、残虐性を感じない、むしろさわやかな青年として描かれている。
    司馬遼太郎は、このところ「街道をゆく」を読んでいたが、やはり司馬の「小説」は面白いと実感した。

  • 新選組のゲーム等をプレイしていた時にハマって、買った本。
    確かネットで色々調べてこの本を選んだはず。
    新選組入門的なコメントをいくつか見て決めたような。

    司馬さんのお名前は確かによく見掛けていて知っていました。
    作品を読んだのは、これが初めて。
    628Pというボリュームなので、色々なお話が楽しめます。
    ゲームでしか見ていないというのにも関わらず、知っている隊員さん達が沢山出ていらっしゃって、当時読みながら「わー!わー!」ってなっていた記憶があります。

    文章はとても読みやすいです。
    また、一つ一つのお話の長さも適度で、手の空いた時間に読み進めるという点でも読みやすかったです。

  • 面白かった!!

    彼らの人間味のある部分が、色濃く描かれていました。

    印象に残った作品は、「芹沢鴨の暗殺」「虎徹」「沖田総司の恋」「菊一文字」です。

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