- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041290101
作品紹介・あらすじ
戦場に行く少年の帰りを待つ香苗。別れに手向けた辛夷を支えに、春がいくたびも過ぎていた――表題作をはじめ、健気に生きる武家の家族の哀歓を丁寧に、叙情的に描き切った秀逸な短篇集。
感想・レビュー・書評
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少年少女向け短編集の第一段ですが、大人が読んでも遜色ない作品ばかりです。全集にも未収録との事なので、是非おすすめしたい…。「おもかげ」「花宵」「春いくたび」が心に残りました。
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重苦しくないところがいい。
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少年少女が主人公の時代小説短編集。
幕末前後の話しが多かったけど、義経の娘の話しなども。
叙情豊かで、描写がにおいたつよう。
電子書籍でiPhoneにいれたので、何度も見返して勉強したい。 -
図書館より。
時代小説の短編が十編収録されています。
背表紙によるとどの短編も少年少女のために書かれたものということで、簡潔な内容で話のテーマもやはり子供にあてて書かれたものなんだなあ、と思うものが多く最後に「めでたし、めでたし」と付け加えてもよさそうなハッピーエンドのものが多かったです。
そういうわけで展開は先読みできるものが多かったですが、それが興ざめにならず逆に「やっぱりそうきたか」と安心感を持って読むことができたのはやはり巧さによるものなのかなあ、と思います。
ですが、全体を通して少しインパクトには欠ける感じがありました。時代小説の入門にはよさそうな本です。 -
2011.3.10(木)。
著者プロフィール
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