尻啖え孫市 新装版(下) (角川文庫)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
3.90
  • (15)
  • (29)
  • (18)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 158
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041290132

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2017.01.20読了

  • 木下藤吉郎に請われ織田勢に荷担した孫市だったが、「信長にだまされた」と飛び出し、なんと信長最大の敵・石山本願寺の侍大将を引き受ける。
    信長に「尻啖わせ」戦国を駆け抜けた快男児を活写する痛快長編。

  • 15/8/10読了

  • 稀代の足首フェチ、雑賀孫市さんの戦と女道を描いた小説。司馬遼太郎さんを続けて読んでいるのだけど、こんなにも恋愛を書く人だとは思ってなくてびっくり。しかも下巻の孫市さんと小みちさんのやりとりは、BL小説にも負けないくらいぐっとくるロマンチックなシーンがあり、さらにびっくり。
    そのシーンとは、体だけでなく心も呉れるというのであれば宗教心を棄ててみせよという孫市さんに、小みちさんが涙を流しながら反論するところ。河のこちら側に立つ私が対岸のあなた様に差し上げるとしたら、私が渡っていって捧げるのですか、孫市さまは渡ってきてくれはしないのですか、そんなことで女道といえましょうか?と訴えるシーン。孫市さんはおどろき、二人の間にある畳を河に見立て、渡り、小みちさんを押し倒すのでした。しばりょ先生ロマンチック~。
    尻くらえっていうタイトルは、女性読者に受けが悪いかもって心配なんだけどやむなくつけたとあり、そういうことも気にするしばりょ先生に可憐を感じました。

  • 信長が負け続けた理由がわかった。

  • 2010年11月

  • 痛快歴史小説。読んで元気になる小説。文句なく星五つ。

  • 崇高な好色者孫市の生涯天晴れ

  • 読むに連れ雑賀孫一の人間味に引き込まれていく。自分の考えを信じ世間の尺度や見方を全く無視できる自然体の強さに感動した。好色で、織田信長との戦いに生き甲斐を感じるあたりはガキ大将そのもので憎めない。しかも戦をさせたら連戦連勝、見方によっては男のあるべき姿のような人物だし生き方だ。また、戦国時代の浄土真宗の影響力や考え方は今日のものとは随分違う事に驚いた。私にとっては読むと前向きな気持ちになれる本です。

  • 感想は上巻に書きました

全17件中 1 - 10件を表示

プロフィール

司馬遼太郎は、1923年、大阪市生まれの日本の歴史小説家・エッセイストである。故人。
本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。
特に歴史小説の大家として知られ、代表作は「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「燃えよ剣」「新撰組血風録」「菜の花の沖」「花神」「世に棲む日日」「梟の城」「関が原」「功名が辻」「国盗り物語」「街道をゆく」「十一番目の志士」「城をとる話」「風神の門」「二十一世紀に生きる君たちへ」他多数。その多くが大河ドラマ化、テレビドラマ化、映画化、コミック化などの形でマルチメディア展開されている。

司馬遼太郎は産経新聞社記者として在職中の1960年に、『梟の城』で直木賞を受賞。
1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。
戦国・幕末・明治を扱った作品が多い。
1996年2月に72歳で逝去。
2001年には、東大阪市の自宅隣に司馬遼太郎記念館が開館。

司馬遼太郎の作品

ツイートする