晴れた日には鏡をわすれて (角川文庫―五木寛之自選文庫 小説シリーズ)

著者 : 五木寛之
  • 角川書店 (1995年1月発売)
3.58
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  • 本棚登録 :121
  • レビュー :14
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041294215

晴れた日には鏡をわすれて (角川文庫―五木寛之自選文庫 小説シリーズ)の感想・レビュー・書評

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  • 06.12.30
    むかしテレビでやってた。あの人の妹さんに勧めたい。

  • 知性にあふれた、良質な作品。お腹いっぱいです。

  • すごく魅力的なお話でした。
    どんな展開になるのか予測出来ず、モスクワに行った辺りから一気に読み進めました。

    見た目よりも中身。
    平凡な容姿の者はそう思いたいし、そうなりたいと思ってしまうけど、そういう次元ではないところに視点を持って行けたような。

    色々な基準による差別はどんな場合でも発生する。
    その基準は確実なラインがあるわけでは無く、場所や状況によって変動する。
    だったら細かい事で一喜一憂するよりも、今の自分を受け入れて、自由な思考を持つ方が素敵な存在になれるんじゃないかな、と思いました。

    主人公がストックホルムから各国を回って、素敵旅行を散々している合間にふと「中学生だった頃の私」ってセリフが出て来てものすごいその単語だけが浮いて見えた。
    中学生なんて当たり前に経験もしてくるし、知ってるものだけど、インドやヨーロッパではそんな単語で共通認識は得られないんだなぁ〜と強烈に感じた。

    卑屈な考え方をしてしまう時が来たらまた読み返したいと思いました。

  • この本を何度も何度も読み返していた時期がありました。
    余程自分の容姿にコンプレックスを抱いていたのかな。
    そして世の中のみんなが美醜についてどう考えているのかとても気になっていた。
    このお話の展開は大好き。
    整形手術で完璧な容姿を手に入れる主人公が、もともと内面が素晴らしい女性だっていうのが好きだな。
    内面の美しさに外側も追いついたってところが面白い。
    いくら中身が美しくても見た目が悪かったら見向きもされない世の中なんだっていう現実を見せてくれるお話が面白い。
    それでも、色んなエピソードを読んでると見た目だけ良ければいいなんて、やっぱりおかしい考えなんじゃって思ってくる。
    最後の最後、ラストの展開に呆然として。
    醜いと思っていたものが美しい光を放って消えていった気がして
    惜しいような、でも消えていくからこそ。その時美しかったのかとも思った。

    こうして思い出しながら書いていて、やっぱりこの本はどんなに古くなってくたびれても捨てられないって思ったよ。

  • 醜い外見のために諦観の中で生きてきた女性が、容姿や才能に恵まれながらも生きることをやめようとしていた男性と出会い、お互いが変わっていく。
    恋愛ものか、あしながおじさんものか、と思いきや、物語はとても無機質に、淡々と進んで行く。

    誰もが惹きつけられるような容姿を手に入れても驕らない彼女の聡明さと、そんな彼女に執着した醜い男の顛末が、なにやらとても悲しく、温かかった。

  • 五木 寛之さんの作品はこれしか読んだ事が無いけれど、面白かったです。生きるヒント、大河の一滴など有名ですが、私はコレしか読みたいと思ったモノは無いですね。

  • 爺ちゃんに勧められて読んだ1冊。

    医師の葛藤、言動、行動がなかなか。

  • ふかい。
    シンプルなお話なんだけど、考えさせられる。
    哲学的!
    この本は買う。

  • 変身願望があるのか、とても惹かれた話でした。

  • 五木作品としては展開的に落ちる。容姿による根本的差別というのは判るが、ぎこちなく断定的で、納得出来ない部分が多い。ラストもちょっと・・人物もあまり生きていない。どうも、戒厳令前の、初期の作品が好きだなぁ~、評判いいようだけど親鸞もピンとこないし・・けっこう、五木さんの傑作はエッセイだったりするかな(笑)

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