生きるヒント2 ‐いまの自分を信じるための12章‐ (角川文庫)
- KADOKAWA (2000年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041294222
作品紹介・あらすじ
虚栄心、ルーズ、臆病、根気がないなどの欠点のために「損をしている」と思うことがある。でも、欠点だと思っているものは、自分の最良の部分ではないだろうか。こう考えてみると、意外な自分が見えてくる。「損する」「励ます」「乱れる」「忘れる」そして「愛する」-。なにげない感情をもう一度模索しながらそれに賛成したり、反発したりする中で発する自身の小さな声に耳を澄ますこと。不安な時代に贈る、日本を代表する作家からあなたへ、「自分を信じる」ためのメッセージ。
感想・レビュー・書評
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読了
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『青い鳥』の話から、人間存在の不条理、人生に希望はない。で、どうする?って話なんだが、直感を信じつつ、他力で生きろって事かな。ただし、自力救済的な記述もあって、内容的にやや矛盾を感じるところも。
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普通に面白かった、けど普遍的と言えば普遍的な内容かも。
3は読まないかなー。 -
最初のテーマが「存する」で、料金メーターがあがるたびに「居てもたってもいられないような気分になる」と書いている。五木寛之って独特のカリスマ性があると思っていたが案外普通の人という記述があちこちにある。親しみやすいようにそう書いているのか、本当にそうなのかどうか。
主な論点をメモ。
努力しても直らない欠点は、たぶんその人の最良の部分に根ざしてる。欠点に否定的にならなくてもいい。
対治よりも同治。
体の声を聞いたほうがいい。
生命のリズムのような一人の人間の能力をこえた何かがある。努力したことを立派なことのように考えない。
規則正しい生活が出来なくても、乱れることを気にしない。
寝てるときの夢も大事。
一個の人格に与えられた能力の総量は一定である。利口な人は見えないところで愚かだったりする。
夢も、幸福も準備されていない。自分で作り出すものだ。
人間は不自由なものであるということを認め受け入れる勇気を持つ
平易で分りやすいが、強く心を打つということはなかった> -
五木寛之さんのエッセイ
まさに「生きるヒント」
その第2弾 -
死を意識するから、今を大事にできる、人に優しく出来る。
生きている、ただそれだけでも自分に自信を持って歩いていこう。 -
続編も買いました。
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05/03/16