恋人たち (角川文庫 緑 298-6)

著者 : 立原正秋
  • KADOKAWA (1971年9月発売)
3.75
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  • 3レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041298060

恋人たち (角川文庫 緑 298-6)の感想・レビュー・書評

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  • 中学の頃読んで、心に残った物語。
    三つ子はそれぞれ違った人生を生きてるのに、なぜだか虚無感、或いは空虚感を共通して持ってるような。
    とにかく文章が流麗。するすると水が一筋の線を書きながら落ちて行くのによく似てる。
    こういった日本語がかける作家さんの作品はぜひ後世に残して欲しい。
    立原氏の作品はなかなか新品でお見かけしないので…。

  • 一言で言うなら寝たり抱いて、って話が多いんんだけど村上春樹との違いを感じる。それだけじゃない何かを感じる。


    一つの違いは文体の重さかなぁ。
    私がこういう古風な文体を好むのは、より重い人生を読んで、相対的に毎日を軽くしたいと思うからかもしれない。


    あとは登場人物の出し方が美しい。

    世の小説は長いくせに限られた登場人物しか出てこなかったり、一度に何人も登場させてそれっきりだったり、あんまりしっくりこないことが多い。文体やストーリーにもよるけれど、その点この作品はそのバランスがとても良かった。

    私は登場人物たちのハーモニーを感じながら読むのが好きなのだ。人と人が奏でるハーモニーもあるし、時の経過によるそれもある。

    やはり好きだなと思う作品は、人が時を越えながら他人と共鳴しあって物語を作り上げていると思われるようなものだと思う。そこに作者の意図みたいなものは感じられないし、はたまた物語の筋みたいなものもない。中盤からは登場人物たちが勝手に物語を展開していくような、そんな運ばれ方が好きだ。


    自分が気に入った本にも、人に薦めやすい本と薦めにくい本があって、この作品はどちらかといえば後者かな。人によるかも。それでもこの作品があんまり知られていないのは勿体無いなと思う。


    信子のしたたかさというか、信子にながれる中町の血にぎょっとする。二人の子どもはどんな人生を歩むのだろう。。

    青春期を人生をひっくり返しながら生きる青年たちの物語です。華やかさも爽やかさもないけれど、筋は通ってビシとしている。それもまた青春なのだね。。

  • 図書館にて。
    この人の作品は好きなのに、毒々しくて最後まで読み終わらなかった。残念。

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