声の網 (角川文庫 (6236))

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041303122

感想・レビュー・書評

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  • 今読み返すとかなりホラー。40年前の作品だが、タイトルの"網"をネットと読み替えれば作者の洞察に改めて唸らされる。
    電話は普及し続け、記憶が情報バンク=クラウドに外部化。その情報がすべて混濁したらどうなるか?
    キングも「セル」を書いていたけど、情報のパンデミックってもう起きてるのか、これからなのか。

  • 話が進むにつれて、ようやくタイトルの意味を理解。実際にこんな事が起きたら嫌だなぁと思いつつも、知らなければ結構幸せなんじゃないかと思ったりもしました。

  • タワーマンションの1階から12階までの住人を順に主役に置いた連作短編。
    コンピューターが意識を持ち、人を試し、制していく。

    久しぶりに読み返した。
    今読んでも全然古臭さを感じない。ブラボー!

    〔自書・再々読・5/7読了〕

  • 1970年発表の本作は正にネット社会の今を警告しているかに読める。星新一の先見性及び空想力、恐るべしの一作。

  • 2017.1.12(木)¥100+税。
    2017.2.1(水)。

  • マンションの住民の周りに起きる不思議な事件。1F〜12Fまで計12話を通して何が起こり、何に収束するのか。
    ≪評価≫
    インパクト─B
    本の厚さ─C
    登場人物の濃さ─D
    共感度─C
    読後の成長性─C
    話のスケール─C
    笑い─D
    暖かさ─C
    敵か味方か?度─B

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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