- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041303214
作品紹介・あらすじ
脳を残して全て人工の身体となったムント氏。ある日、外に出ると、そこは動くものが何ひとつない世界だった(「凍った時間」)。SFからミステリ、時代物まで、バラエティ豊かなショートショート集。
感想・レビュー・書評
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最近流行の大規模言語モデルAIで思い出し、「神」という作品を読み返したくて再読。
ある装置に古今東西のあらゆる〈神〉についての莫大なデータをインプットしていくと...
オチを忘れていたのだけど、やっぱり面白い。ホームズの話や、最初の「いじわるな星」も好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り、人間のチグハグで欲深く、安易なところを例文の様に書いてある作品でした。
ブラックジョークと思える表現が多く、物語としては面白いが自分に同じ事が起きたら同じ事をしてしまいそうだと思う怖いところもあります。
短編集なのでスラスラ読む事ができて、深く考えなくてよかったです。 -
昭和47年に初版されたものなんて信じられないです。まるで未来を予想しているかのようで曳引き込まれした。特に「凍った時間」「神」「鬼」「壁の穴」に引き込まれました。あと「シャーロック・ホームズの内幕」「恋がいっぱい」「最高の悪事」も面白かったです。10点をつけたいくらいでした。
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宇宙もの、発明もの、落語オマージュから宗教ものまでバラエティ豊かな作品群。
世界観の説明が常にスマートで惚れ惚れする。 -
タイトル通り、ちぐはぐ。
時代物は苦手。
「凍った時間」が好きすぎる。 -
『凍った時間』『変な侵入者』『神』『ネチラタ事件』『鬼』『出入りする客』『壁の穴』がお気に入り。
『壁の穴』このナイフすごく欲しい! -
俺が生まれる前の本。
それなのにこの世界観凄いな。
宇宙や未来のことがごく普通に書かれている。
まるで自分が未来に行って見て来たかのように。
あんまり人類への皮肉めいたものはなかったけどことわざやフレーズを一つのストーリーにして書かれているのが多かった気がする。
ストーリー
事故により、脳を残して、全て人工の身体となり、ひっそりと一人で暮らしていたムント氏。訪ねてくるのは週一回の合成血液の配達人だけ。ある日、外の世界に繋がるテレビと電話が通じない。しかたなく外に出ることにしたムント氏。そこは動くものがなにひとつない世界だった。「凍った時間」ほか、29篇。SFからミステリ、時代物まで、星作品中とりわけバラエティ豊かなショートショート集。 -
あとがき
これは、新しい「あとがき」です…
…
昭和61年6月 著者
…て、ええ!?
私がタイムマシンに乗っていたのか? -
オチが割とシンプルでブラックなものが多い作品集。だましていると思っていたら実はだまされていたとかいう、星新一らしい作品が多いのだけど、モテる男を拘束したのが婦人警官など、割とオチが弱い物が多い。
それもそのはずで、星新一としてはかなり古い作品が収められている模様。さらにいろんな名作を下敷きにして、「あのオチは実は」というものもあり、星新一らしくない物も多い。
著者プロフィール
星新一の作品






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