女王蜂 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 997
レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304112

作品紹介・あらすじ

絶世の美女、源頼朝の後裔と称する大道寺智子が伊豆沖の小島……月琴島から、東京の父のもとにひきとられた十八歳の誕生日以来、男達が次々と殺される! 開かずの間の秘密とは……?

感想・レビュー・書評

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  • しばらく前に古本屋さんで集めておいた杉本画伯による表紙絵版。主人公の美女が描かれ頭には不気味な蝙蝠が。紙は焼けてしょっぱい感じになっているのですが、その感じがまた小説の雰囲気を引き立てています。なんてたって、源頼朝の末裔が住まう伊豆の孤島に起こった昭和初期の変死事件からスタートするのですから。最近復刻版が出てますが、ぴかぴかの紙で読むより絶対雰囲気でまっせ。

    絶世の美女をめぐっての孤島の密室、さらに重なるトリックに、作者特有のどろどろした因習などは影が薄れてしまう感じですが、めずらしく今回は大団円といっていいのではないでしょうか。

    BGMはもちろん「犬神家の一族」のサウンドトラック。往年の角川映画のチープな感じを引き立ててるし、やっぱり横溝作品にはぴったり。

  • 金田一登場作品ではあるものの
    事実上彼は名探偵ぶりを発揮できず
    非常に歯がゆい思いをする作品です。
    メインにおかれているのは「人の悲劇」のため
    謎解きはさほど濃くありません。

    せいぜい、思い込みを誘う1描写ぐらいでしょう。
    それぐらいしかミステリー特有の
    心理操作はしていません。

    とにかく悲劇としか思えません。
    もし別の方向に運命の歯車が
    動いていたのならば…!!
    と思うと無常の一言に尽きます。

  • まあ、まあ楽しかった

  • 初横溝正史。
    面白かったけど、普通な感じかなぁ。
    思ってたよりも読みやすかったかな。

  • とにかく抜群の面白さ。読んだこともあるし、テレビでも何度も観たはずだけど、全く覚えていないことが衝撃だった。

  • うら若き美女の周りで起こる連続殺人事件、それは19年前の隠蔽された殺人事件がきっかけだった。彼女の求婚者を次々に殺していく犯人の目的は?そして彼女の父親の正体は?そして、最後には19年前の事件の原因すら明らかになっていく。金田一シリーズの割には、それほど陰惨な感じでない一冊。

  • ミステリアスな孤島、魔性の美女、名家、昭和初期。設定が好み。金田一がかなり速い段階で犯人の目星がつくところに感心。被害者が、誰の弱味を握れば自分が有利に働くか、その弱味を握られては困るのが犯人…成る程です。

  • 金田一耕助ファイル#9

  • 2016.8.11

    昭和24年5月 伊豆

  • 美しき佳人の出自の秘密、彼女を巡って起こる連続殺人、終盤で明らかになる衝撃の真実…。

    いつも通りの横溝ワールド。
    それ以上でも以下でもありません←
    強いて言うなら、今作はゲテモノ()枠なキャラクタがいなかったのが物足りなかったかな←←

    それにしても、横溝先生、チョコに毒入れるの好きね。

    金田一シリーズは、おふくろの味って感じがするな。
    いつも通りの味を期待しちゃう。冒険されると萎える感じ。

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著者プロフィール

横溝 正史(よこみぞ せいし)
1902年5月24日 - 1981年12月28日
兵庫県生まれの小説家、推理作家。本名は同名で「よこみぞ まさし」。筆名を誤読した作家仲間にヨコセイと渾名され、セイシをそのまま筆名にするようになった。
1921年『恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)』が雑誌『新青年』の入選作になり、これが処女作とみなされる。 1926年に江戸川乱歩の招きに応じて上京、博文館入社。1927年『新青年』の編集長に就任、その後『文芸倶楽部』『探偵小説』等の編集長を務めながら創作活動を続けたが、1932年に同誌が廃刊となり、会社を退社。専業作家に。
金田一耕助を生む。第1回探偵作家クラブ賞(後の日本推理作家協会賞)長編賞を受賞した『本陣殺人事件』をシリーズ第一作として、以降多くの「金田一耕助」シリーズ作を残す。代表的な作品に、1947年『獄門島』、1949年『八つ墓村』、1950年『犬神家の一族』、1957年『悪魔の手毬唄』など。

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