女王蜂 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304112

作品紹介・あらすじ

絶世の美女、源頼朝の後裔と称する大道寺智子が伊豆沖の小島……月琴島から、東京の父のもとにひきとられた十八歳の誕生日以来、男達が次々と殺される! 開かずの間の秘密とは……?

感想・レビュー・書評

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  • 金田一耕助です
    新年だけに

    やっぱり面白いし
    本当に色褪せない
    びっくりです

    それにしても思うのは古今東西名探偵というものは殺人事件を「防ぐ」のには全くもって役に立たないということです

    もう目の前でがんがん殺人事件起こりますからね
    ひと通り死んでからですから真犯人を告げるのは
    そんでもって最初から怪しいと思ってたとかぬけぬけと言いますから

    おい!っていうね

    特に金田一耕助なんて殺人事件を防げない名探偵としては相当上位にランクしてるんじゃないでしようか

    わざとか!と

    だいたいがあれですから
    金田一耕助の事件なんてどろどろの人間関係が犯行の動機ですからね
    そして真犯人が最後死んじゃうのめちゃくちゃ多いですからね
    色々きれいに清算されるの待ってるフシがある

    そんでもって最後に解き明かす
    遅いわ!
    もうあらかた死んどるわ!

    でも物語としてはそれが面白いのよね
    一番残酷なのはいつの時代も読者なのかもしれんね

    • 1Q84O1さん
      みんみんさん、ナイスボケ(≧∇≦)b
      マリモ尊師貫禄無し!w
      みんみんさん、ナイスボケ(≧∇≦)b
      マリモ尊師貫禄無し!w
      2024/01/05
    • 土瓶さん
      これは映画で観た記憶。
      内容?
      もちろん、憶えてないよう(内容)。なんちて( *´艸`)

      あれ?
      めろんさん。なんか顔色が。頭皮...
      これは映画で観た記憶。
      内容?
      もちろん、憶えてないよう(内容)。なんちて( *´艸`)

      あれ?
      めろんさん。なんか顔色が。頭皮がっ!!
      ついに……、か。
      2024/01/05
    • ひまわりめろんさん
      第3形態です
      第3形態です
      2024/01/05
  • 幼い頃にテレビで見た「女王蜂」のストーリーを思い出したくて文庫を手に取りました。
    募る想いと魅入られる人生の窮屈さを感じた一作。
    トリックよりも動機や人間関係の方に味があり、感情や行動、台詞におもしろさがありました。
    文体の視点が映画的で、一人称がなくナレーターがいるタイプ。特別な感情移入する事なく、観客でいることができる作風です。
    やはり私は美少女が好きなので、次は「夜歩く」を読む予定です。

  • 盛りだくさんのトリックでした。哀愁漂う雰囲気が良かったです。

  • しばらく前に古本屋さんで集めておいた杉本画伯による表紙絵版。主人公の美女が描かれ頭には不気味な蝙蝠が。紙は焼けてしょっぱい感じになっているのですが、その感じがまた小説の雰囲気を引き立てています。なんてたって、源頼朝の末裔が住まう伊豆の孤島に起こった昭和初期の変死事件からスタートするのですから。最近復刻版が出てますが、ぴかぴかの紙で読むより絶対雰囲気でまっせ。

    絶世の美女をめぐっての孤島の密室、さらに重なるトリックに、作者特有のどろどろした因習などは影が薄れてしまう感じですが、めずらしく今回は大団円といっていいのではないでしょうか。

    BGMはもちろん「犬神家の一族」のサウンドトラック。往年の角川映画のチープな感じを引き立ててるし、やっぱり横溝作品にはぴったり。

  • 伊豆の南にある月琴島に住む大道寺家。その末裔で絶世の美女・智子が18歳になり、東京の義父に引き取られることになった。そこへ舞い込んだ脅迫状。智子の周りで巻き起こる殺人は19年前に島で起きた実父の変死事件へと繋がっていく。

    19年前に島で発生した変死事件と、伊豆の高級ホテルや歌舞伎座で発生していく連続殺人事件。その中心にいる二人の美女。時間を超えた事件を繋ぐのは、封印された開かずの間。女王蜂という怪しげな響きと、蝙蝠という言葉の謎。めくるめく謎と回る因果にワクワクが止まらなかった。開かずの間に始まり、開かずの間に終わる。その扉が開いて風が吹き込んだ時、すべては終わり、また始まるのだ。終わり方が美しくて好き。

    金田一耕助は相変わらず殺人を阻止できないけど、この軽やかさと終盤の推理力と人情味がいいんだよね。今回はやり手の加納弁護士を通した謎の依頼人との駆け引きも見どころ。そして、智子もまた魅力的。島から出た途端に外界の悪意に晒され、己の出自を疑いながら行動していく強さがいい。甘い蜜とチクリと残る針の痛み。それなりの長さはあるものの、おどろおどろしい雰囲気はなくライトで読みやすい方だと感じた。

  • これといえるトリックなりロジックなりがあるわけではないのだが、やはり読者を物語に入り込ませる力やリーダビリティは一級品...しかし、正直全く新しさがない。既視感すら覚えてしまう。

    つまり、面白いは面白いのだが、少しマンネリ化してきてしまっている印象。
    横溝さんの最近読んだ作品はどれも軒並み面白さは☆4前後という感じだし、内容も正直そんなに大差はない。
    (とはいってもやはり犬神家や悪魔が来りて〜の方が上)

    だが、「姫野はなぜ19年前の殺人のことを遊佐に話したのか」という点に着目して推理するのは面白いし、トリックと言えるのかはさておき、肩透かしとも言えるがまぁ心理的密室とも言える密室トリックも悪くはない。

    文句ばかり言いながらも次こそはと期待してしまう。そろそろ応えてほしい...

  • 映画より、動機がシンプルでよかった。
    ただ主役は中井喜恵ではない。すごい美人ではない。
    女王蜂というタイトルも今一あっていない。

  • 1978年公開の市川崑監督、石坂浩二主演の映画が有名。元宮家・東小路家の女主人として映画では高峰三枝子が演じているが、原作では元宮家・衣笠家の男性主人となっている点が異なる。他にも京都と伊豆山間地が舞台の映画に対して、原作は東京と伊豆沖の小島。また京都のお茶会での毒殺に対して、歌舞伎座でのチョコレートによる毒殺など設定の違いもあり。

  • 横溝正史の書く、登場人物の天涯孤独っぷりが相変わらず凄まじくて笑う。

  • こんなに長い話だとは思わなかった(息切れ)
    美人な女性に群がる男性陣が悉く殺されるこの惨劇の始まりとなった事件まで解き明かすのだから、それは当然か。
    でも、その長さを最後まで飽きさせずに読ませられるのは、流石の筆力だと強く感じた。
    息切れ起こしているのは、単にこちらの体力がなかっただけの話である。
    (何しろ面白いのに4日かかった)

    脅迫文に密室殺人(しかも2種類)時間差トリック、ミステリの要素盛りだくさんなところに、謎の男性陣の登場も多く、内容も濃い。
    その割に、視点はくだんの女性か、謎の男性寄りなので、金田一探偵の存在感がやや薄い。
    第三者から見た金田一探偵みたいな感じで、それはそれで面白かった。

    ただ終盤、その謎の男性の影が薄くなっちゃったのは勿体なかった気がする。
    まあ拘束されていたから、仕方ないね。
    最後美味しいところ持って行くから仕方ないね。
    これだからイケメンは……

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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