びっくり箱殺人事件 (角川文庫 緑 304-17)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 115
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304174

感想・レビュー・書評

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  • 表題作は講談調のユーモア作品
    金田一はでてこないけれどドタバタがなかなか楽しい

  • なかなか面白い味わいのある作品でした。横溝正史ってこんな作品も書くんだなっていうような作品でした。

  • 犯人がびっくり箱を使おうとした過程が面白い。解説に書かれていた、本編を原作とした江戸川乱歩や高木彬光が出演の放送劇というのがとても気になる・・・

  • 最近、Kindleでも手に入るようになってきましたが、やっぱりおどろおどろしい感じがする古本の方が雰囲気ぴったりなのであえて書籍版で読む。

    等々力警部が出てくる「びっくり箱殺人事件」、金田一探偵シリーズの「蜃気楼島の情熱」の2編収録。
    「びっくり箱・・・」の方はコミカルな味の殺人トリックの謎解きが中心でです。やっぱり横溝特有の戦後日本でのどろどろ因習を背景にした「蜃気楼島・・・」の方が好みだな。

  • 等々力警部がらみのハチャメチャ連続殺人である表題作と、金田一耕助の短編「蜃気楼島の情熱」の2作。

    表題作の方は、登場人物多くして話がまとまらないのでどんどん殺したという感じで、軽いんだけど散漫。登場人物の名前やキャラクターから、事件の見せ方、言葉遣いまで、全編にわたって「悪ノリ」としか言いようのない話。それでも終盤になんとかまとまってくるのだが、講談というか演劇的というか、グイグイのノリに乗れなければ全く楽しくない。結局最後までのれず。

    それに引きかえ、金田一作品は落ち着いていて読みやすかった。が、殺人の動機が弱いのに、短編には不要と思える、キャラクターの濃い登場人物のおかげで、こちらも散漫な印象。

    金田一耕助の、キャラクター付けの重要な部分がかいま見えるという意味では貴重なのかもしれないけど、後回しでも良いかなという2作。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/4071971.html)
    (収録作品)びっくり箱殺人事件/蜃気楼塔の情熱

  • 等々力警部  金田一耕助

  • 未読

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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