- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041304181
感想・レビュー・書評
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「仮面劇場」のほか「猫と蝋人形」、「白蝋少年」収録
面白かったです。 -
由利麟太郎&三津木俊助
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うーん、さすがにネタ的に、最近の復刊ラインナップには入ってないか^^;
盲聾唖の美少年がガラスの棺に入れられて、瀬戸内海の波間を漂っているという、どんだけ耽美やねんという幕開け。
殺人事件があり、探偵も登場し、ミステリの体裁はとっているものの、ミステリ、冒険小説、耽美小説を、けして器用にではないけれど、作者らしい美意識で繋ぎ合わせた傑作だと思います。
なんと言っても終盤が素晴らしい。詳しく書くとネタバレになるので書けないのが悔しいけど、とにかく芝居のクライマックスさながらの描写、スピード感、視覚的な美しさ。そして、闇。
古くささや端々の整合性には目をつぶって、芝居を見るように楽しむのがいいんじゃないかと。 -
由利先生シリーズ。金田一シリーズの本格から外れ、人間の論理的でない行動を描いている。
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生まれて初めて読んだ、横溝小説。妖しさ不気味さ、子供心にそんなものに惹かれた。
しかし、雰囲気だけではなく、ちょっと反則気味とは言え意外な犯人、凶器の隠し場所など、十二分に謎も登場する。
そしてこの後ミステリにはまり、性格が急カーブを描いて内に籠るようになった(笑)。
著者プロフィール
横溝正史の作品





