蔵の中/鬼火 (角川文庫 緑 304-21)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304211

感想・レビュー・書評

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  • 君は絶対好きだろうから読んで欲しいと彼に手渡された一冊。とにかく濃密の一言に尽きる。谷崎の影響を感じるなぁと思ったら、解説でも言及されていて納得した。表題作の美少年は山崎俊夫の描く少年を彷彿とさせたけれど、横溝正史は邪道に逸れず、あくまでも小説の醍醐味を追求する作家だなと思った。表題作のほかには「かいやぐら物語」と「蝋人」が好み。特に前者の耽美でロマンティックな雰囲気は、名のある幻想小説にも引けを取らないだろう。「蝋人」はタイトルからして推して知るべしだが、春琴抄を彷彿とさせて大いに楽しめた。

  • 乱歩っぽくもあるけど、屋敷や蔵という「異空間」が作品世界のキモになってるのは鏡花と似ている気がする。
    どれも読みやすい。

  • あいかわらずうまいなあ…短編集でも長編でもこの方の著書はあんまりはずれがない。無駄な描写無しに当該時代に持って行かれるところがまたすごい。

  • 「鬼火」で「私は何物にも換え難いほど、深く深く代助を愛していたのです。ああ、少年時代から私達はどんなにお互いに愛しあっていたでしょう。(中略)ほんとうの兄弟も及ばぬほどの、強い、深い愛情が私たちを結びつけていたのです」と出てきた時には腰を抜かした。後の作品にも出てくる要素があったり、センチメンタルで幻想的な作品があったりとなかなか面白かった。

  • 蔵の中は何度も読み返してるのだけどもほかの話はひさかたぶりの再読だったよ。て。いう感じです。鬼火にほも要素があるのはわすれてました。こういう耽美な話のあつまりがリーズナブルな文庫で手にはいるってなんかふしぎです。帙入りの和綴じ本ならまだしも。

  • 『鬼火』
      幼いころから憎み合う従兄弟同士の争い。ある絵のモデルをからめて話が進む。

    『蔵の中』
      出版社に届けられた原稿。蔵の中で書かれた奇妙な小説。

    『かいやぐら物語』
      ある令嬢と心中しようとした男。心中に失敗し生き残ってしまい・・・。

    『貝殻館綺譚』
      ライヴァルである女を殺害した女。それを目撃した子供を殺害したが・・・。探偵役の仕掛けた罠。死んだと思われる人間を生き返らせると言う。

    『蝋人』
      妾でありながら恋をした珊瑚。しかし、恋のために視力を失い、恋人とも引き離され・・・。蔵の中での怪しい行動。

    『面影双紙』
    自分の両親の話をする男。主人の娘と手代の結婚。妻の愛人。満州に行ったと言う父親。送られてきた人体模型の秘密

  • やっぱり、こういう話は大好き。短編集ってのも美味しいなぁ。

  • 妖艶幽美な短篇集。谷崎潤一郎の影響を受けているらしい。

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387157126.html)
    (収録作品)蔵の中/鬼火/貝殻館綺談/面影双紙/蝋人/かいやぐら物語

  • 実際に読んだ本は角川文庫ではなかったけれども、アマゾンさんにコレしか表示されなかったので。

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