蔵の中/鬼火 (角川文庫 緑 304-21)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 194
感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304211

感想・レビュー・書評

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  • 乱歩っぽくもあるけど、屋敷や蔵という「異空間」が作品世界のキモになってるのは鏡花と似ている気がする。
    どれも読みやすい。

  • あいかわらずうまいなあ…短編集でも長編でもこの方の著書はあんまりはずれがない。無駄な描写無しに当該時代に持って行かれるところがまたすごい。

  • 「鬼火」で「私は何物にも換え難いほど、深く深く代助を愛していたのです。ああ、少年時代から私達はどんなにお互いに愛しあっていたでしょう。(中略)ほんとうの兄弟も及ばぬほどの、強い、深い愛情が私たちを結びつけていたのです」と出てきた時には腰を抜かした。後の作品にも出てくる要素があったり、センチメンタルで幻想的な作品があったりとなかなか面白かった。

  • 蔵の中は何度も読み返してるのだけどもほかの話はひさかたぶりの再読だったよ。て。いう感じです。鬼火にほも要素があるのはわすれてました。こういう耽美な話のあつまりがリーズナブルな文庫で手にはいるってなんかふしぎです。帙入りの和綴じ本ならまだしも。

  • 『鬼火』
      幼いころから憎み合う従兄弟同士の争い。ある絵のモデルをからめて話が進む。

    『蔵の中』
      出版社に届けられた原稿。蔵の中で書かれた奇妙な小説。

    『かいやぐら物語』
      ある令嬢と心中しようとした男。心中に失敗し生き残ってしまい・・・。

    『貝殻館綺譚』
      ライヴァルである女を殺害した女。それを目撃した子供を殺害したが・・・。探偵役の仕掛けた罠。死んだと思われる人間を生き返らせると言う。

    『蝋人』
      妾でありながら恋をした珊瑚。しかし、恋のために視力を失い、恋人とも引き離され・・・。蔵の中での怪しい行動。

    『面影双紙』
    自分の両親の話をする男。主人の娘と手代の結婚。妻の愛人。満州に行ったと言う父親。送られてきた人体模型の秘密

  • やっぱり、こういう話は大好き。短編集ってのも美味しいなぁ。

  • 妖艶幽美な短篇集。谷崎潤一郎の影響を受けているらしい。

  • 従兄弟同士のこれでもかな確執。「あばよ」に愛はあったのか。実は先に殺される方が甘美だったのか。語り手のカミングアウトは唐突過ぎて闇オチまっしぐらをしばし止めた(苦笑)。「蔵の中」耽美につきもののエンドは残念だけど仕方ないのかな。

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387157126.html)
    (収録作品)蔵の中/鬼火/貝殻館綺談/面影双紙/蝋人/かいやぐら物語

  • 実際に読んだ本は角川文庫ではなかったけれども、アマゾンさんにコレしか表示されなかったので。

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著者プロフィール

1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し、32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』『悪魔の手毬唄』など、名作を次々に発表。76年、映画「犬神家の一族』で爆発的横溝ブームが到来。いまもなお多くの読者の支持を得ている。82年、永眠。

「2022年 『蝋面博士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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