- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041304297
感想・レビュー・書評
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金田一耕助が登場する作品です。
ただし結末部で彼の偉大なる探偵節を
ほとんど堪能できない結末なのは非常に残念でした。
それに結末があっさりですし。
ただし、エログロなテイストが読む意欲を
引き立てるのはむろん間違いではありません。
青いトカゲの正体も
気になるところですしね。
ちょっと不満が残るかなぁ…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金田一耕助シリーズ終盤の長編作品ですが、内容としては、なかなかオーソドックスながらも秀逸なトリックを金田一耕助が見事解明するという王道のミステリー作品で面白かったです!
終盤、真犯人を金田一耕助がジワジワと追い詰めていくところも良かったですね!
次は、いよいよ悪霊島にいきます! -
横溝と言えば、人里離れた山村での惨劇や血族に横たわる怨念からの犯罪などに傑作が多く、それ以外の東京を舞台にした作品には小品が多いと聞くが、金田一の活躍を網羅しようとすればやはりこの手の作品も読まずにはいられない。
前半は「悪魔の百唇譜」を思い出すようなエロティックな舞台なのだが、それも現代小説の露骨な性表現に比べればおとなしいもの。扇情的なタイトルや表紙で手を伸ばせずにいる方もいるかと思うと残念。
後半ぐっとストーリーに深みが増す。解説を見ると当初短編で作られた作品を長編化したとのこと。
なるほどとうなずける。最高傑作とは言えないし、つぎはぎな感じも否めないが、ファンなら読んでみて。 -
金田一耕助
著者プロフィール
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