死神の矢 (角川文庫 緑 304-33)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 123
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304334

感想・レビュー・書評

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  • 横溝正史は長編だけでなく、中編もなかなか面白い。

  • ユリシーズの伝奇になぞらえた殺人事件。変わった動機。

  • 考古学者、古舘博士のひとり娘・早苗。博士は三本の矢を使った奇異な婿選びを発案する。
    ざっくり冒頭はこんな感じ。
    この後、この三本の矢を使った殺人事件が繰り広げられ、我らが金田一耕助が謎を解いていくという流れ。
    最後の方は若干の力技を感じずにはいられなかったが、愛情とは何か? が軸にあり、楽しく読破。
    同時収録の「蝙蝠と蛞蝓」は、金田一耕助がちょこっとだけ活躍する第一人称で進むタイプの短編。本文中でも出る、タイトル案は実際に考えていたであろう「蝙蝠男」「人間蝙蝠」を江戸川乱歩みたいだという件は、ちょっとニヤッとしてしまいます。

  • 金田一耕助シリーズの中編的な本のタイトルである「死神の矢」と、またしても「蝙蝠と蛞蝓」の2編構成でした。
    私は「死神の矢」のみを読みましたが、なかなか奥の深い殺人事件で事件の動機(ずばり復讐)がポイントの作品でしたね。とても切ない物語でした。

  • 金田一耕助

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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