仮面舞踏会 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

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レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304389

感想・レビュー・書評

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  •  戦前戦後を通じて映画界のスターである鳳千代子には四回の離婚経歴があり、そのうち最初と二番目の夫は不可解な死を遂げていた。
    今また三番目と四番目の夫が軽井沢で変死を遂げ、金田一が捜査に乗り出す。

     大女優の派手な男性遍歴を軸にマッチ棒のパズルや不可解な数式、そして奇妙な所で見つかるライター等魅力的な小道具満載の長編。
    ただ長さの割にそれら小道具が活かされているとは言い切れず、事件の解決も金田一の捜査や推理ではなくある人物の独白によって終わってしまうのが味気無かった。
    推理小説とは必ずしも探偵が解決するとは限らないと割り切ればそれなりに楽しめるのだが。

  • 再読。
    それでも面白かった。

    長いけれど、後半は事件解決に向けて一気に展開していくので読む価値はあり!

    金田一耕助行くところに、事件あり。
    今回も大活躍。

  • 軽井沢で起きる連続殺人事件。美しい女優の元夫が次から次に殺される、彼女の周りにはいったい何があるのか?犯人の正体と謎のダイイングメッセージは?
    相変わらず動機がよめない殺人事件だった。女優の娘が色盲であることがどういう風に殺人に絡むのかと思ったらまさかの展開だった。みんなそれぞれ仮面舞踏会の登場人物だったが犯人のかぶっている仮面が一番重たくて、しかも他人からかぶせられたものだったとは。

  • このシリーズの醍醐味と言える
    おどろおどろしい雰囲気もなく、
    爽やかな軽井沢を舞台に
    地味な事件が起こる。
    600ページ近いボリュームもあって
    なかなか読むのに苦労したが、
    終盤ではその苦労が報われる程の
    悍ましい真相が用意されていた。
    横溝正史は流石に凄い作家だ。

  • 金田一耕助ファイル#17

  • 久しぶりに読みごたえのある500ページ超えの金田一耕助ミステリー作品でした!
    ある女性のかつての夫だったことのある男性4人が相次いで亡くなった真相は何か?ということで、複雑な人間模様が絡んでいき、最後に事件の全貌が明らかになるのでした。
    真犯人は中盤あたりで読めたのですが、さすがにその動機までは見抜けませんでした。
    金田一耕助シリーズの終盤作は長編続きのようです。

  • 長い。読むのに凄く時間がかかったが、後半はあっという間でした。私の印象では、一彦はかなりイケメンのイメージです。金田一先生も大活躍でした。

  • 『ひとり横溝正史フェア』のつづいての作品は「仮面舞踏会」。
    こちらも読んだことがなく今回入手した。映像化されたのかどうかもよくわからない。
    ここまで『ひとり横溝正史フェア』をつづけてきて、ふと思った。横溝正史じゃなくて金田一耕助だったかな。金田一耕助の出てくる横溝正史作品をひとりで読んで盛り上がろうというフェアなので、ひとり金田一耕助フェアが正しいかもしれない。何という今更な気づき。
    まあ、小さい問題なのでこのまま。
    ここまで金田一耕助の出てくる作品を読んできて、あと何作あるだろうと思ったりする。全部読もうかどうしようか、ちょっと悩む。
    何故悩むかというと、ここのところの横溝正史作品がいまひとつだから。これは大きな問題。
    そして今回の「仮面舞踏会」も実はいまひとつな感じだったのだ。どうするかなあ。

    夏の避暑地である軽井沢で殺人事件が起きた。
    被害者は画家の槇。映画女優である鳳千代子の別れた夫である。
    実は千代子の別れた夫が殺害されたのは今回がはじめてではなく、二年前からひとりづつ殺害され、槇は三人目の被害者であった。
    知人に招かれ軽井沢にやってきた金田一耕助は事件の解決に奔走することになる。

    面白そうだなと興味を惹かれ購入したのだが、本作はいつも以上に登場人物の整理がしにくい。横溝正史作品は登場人物が多く関係も複雑なことはよくあり慣れていたはずなのに、とっちらかる脳内。
    えっと、これ誰だっけ、と目次の次にある登場人物一覧を何回も見て確認した。

    登場人物に混乱するのはわたしの問題なので構わないが、構う問題として、犯人がすぐにわかってしまうこと。
    登場人物が混乱しているにも関わらず、結構早々に犯人はこのひとだろうなと目星がつく。
    なんなんだろう。横溝正史の犯人設定の癖というか、犯人の描写の癖というか、自分でもわからないけれど読んでいると犯人に印がついているようにわかってしまう。
    こういうのは、もしかしたら『ひとり横溝正史フェア』の弊害かもしれない。

    横溝正史作品では気が触れる、横溝正史の言い方だと発狂したひとというのは時々登場するけれど、ひとってそんなに簡単に発狂なんてするだろうか。
    というか、発狂って何。
    どういう状態。
    横溝正史作品によると、意思疎通が出来ないような状態ではなく、会話は出来たりするけれど、平気でひとは殺してしまったりする感じだが、それは発狂というのだろうか。昨今推理小説に登場するサイコパスとも違い気がするし、一体何なのだろう。謎だ。

    鳳千代子の元夫のひとりが亡くなったときに、パンツ(洋服のじゃなくて下着の)一枚という姿でプールに浮かんでいたというものがある。何故そういう姿だったかというと、泥酔しているところを風呂に入るよう誘導されて衣類を脱いでプールに入ってしまったということになっているのだが、入浴するときならパンツも脱ぐのでは、と細かいところが気になったりした。

    この作品が少々満足いかないものであったこと、犯人がすぐにわかってしまうということから、次の横溝正史作品まで少し日を置いたほうがいいのかもしれないと思っている。
    せっかくひとりで盛り上がっていたのに残念だ。

  • 金田一耕助って、結構妄想で推理してる気がする。
    でも好き!横溝正史‼︎

    犯人(共犯者…?)の性別とか最期とか、最初から想像がついた通りで…笑

  • 横溝正史先生って…ほんっと…アングラなんだから…( ˘ω˘ )←褒めてる

    ブクログとかアマゾンのレビューを隅々まで見ることってあんまりないんですが、本作に関しては思わず概観してしまいました。

    あれ…ちょっと待ってくれ…これ、誰もレビューで触れてないけどさ…。



    _人人人人人人人人人人人人人人人人人_
    > 仮面舞踏会まったく関係ないじゃない<
     ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄



    「仮面舞踏会殺人」というタイトルが想像させる内容とはかけ離れています。
    むしろ盆踊り殺人事件です←

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    絢爛豪華なパーティ会場で起こる連続殺人!

    ダンスの最中に落ちてきたシャンデリアは、偶然なのか、それとも意図的なものか!

    参加者全員に振舞われたカクテルの中に混入された青酸カリの謎!

    果たして、呪われた一族の美しき令嬢の命を、名探偵金田一耕助は救うことができるのか?!

    そんな探偵を嘲笑うかのように、姿なき殺人者の凶行は三たび繰り返された!!

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    みたいな胸熱定番展開は!
    一切ありません!!←
    でも、導入「は」なかなか良かったんですよ〜。

    ・往年の名女優が離縁した夫達が次々不審死を遂げる←いい!

    ・金田一探偵がかつて救った心中の生き残りの青年が鍵を握っているらしい←いい!

    ・一癖も二癖もある関係者たちが、続々と犯罪の舞台である軽井沢に集結←ちょっと間延びしてるけどいい!

    ・名女優の新しい恋人が、元華族の出で戦後日本の経済界に多大な影響力を持つ渋メン←いい!!

    ・元華族とか芸術家がそろってるのに、仮面舞踏会展開なし← 何 で や !!!!

    本作は構想から完成までブランクを挟んで数十年を要したそうなので、横溝御大、もしかして書いてる途中で仮面舞踏会のくだり忘れちゃったんじゃないでしょうか?(失礼千万)

    エピローグで「犯人と某人物」が、「私たちは所詮、浮世で道化る仮面舞踏会の参加者みたいなもんよ〜」と語り合う部分があるんですが、取って付けた感は否めません…。

    あと、本作で「明らかに他殺」と目された2人の被害者の殺害方法が、そろって×殺って言うのもな〜(汗)。めちゃくちゃ容疑者絞り込むやん…(汗)。

    やはり犬神家や獄門島に比べると、シリーズに通底しているオカルティック・ゴシックホラーな雰囲気は今作は物足りないと言わざるをえません。

    なんかな〜…殺害方法・犯人像・探偵の活躍、あらゆる要素が少しずつ物足りない感じです。
    ただ、登場人物の書き分けはすごくわかりやすかった。キャラ濃い人ばっかりっていうのもあるかもしれないけど。

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