迷路の花嫁 (角川文庫 緑 304-41)

著者 :
  • KADOKAWA
3.34
  • (4)
  • (10)
  • (24)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 128
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304419

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どっちが先かわからないけど、三つ首塔と同じようなパターンである。男女の逃避行もので金田一耕助はほぼ出番なし。三つ首塔がハッピーエンドだったのに対して、迷路の花嫁は最後の最後に浩三が死んでしまうので、オチは違う。読み進めるにつれ明かされていく浩三の秘密と行動原理がたまらないです。

  • 昔住んでた埼玉の某図書館にて無料交換コーナーにあったもの。一応金田一耕助も出て来るが、主役の座は駆け出しの小説家に譲っているため出番は少ないし、シリーズにつきものの血腥い殺人も序盤の二件だけ。正直金田一の出る幕でもない気がする。が、それを補って余りある怪作たらしめているのが、悪漢を懲らしめるべく奮闘する小説家の勇姿なのである。惜しむらくは旧作を思わせるその表題。もう少しキャッチーなタイトルにしていれば、金田一シリーズ番外編と割り切って更に読者を引き込むことが出来たはず。

  • 横溝正史作品特有の、複雑極まる登場人物間のつながりと乱れた男女関係を背景にして起こる殺人事件。登場人物が多く、お互いの関係を把握するのにやや苦労する話だ(おしげさんって、誰?)。
    金田一耕助登場作品であるが、金田一耕助は探偵として活躍するのはなく、瀕死の犯人が最後に自白する際の代弁者として描かれている。
    真相はかなり荒唐無稽であり、読者が推理するような要素はなく、主人公松原浩三が悪と闘う姿を描いたハードボイルド小説という感じだ。
    登場人物間の愛憎、主人公の他人への思いやりや行動力が描かれ、胸を打つラストを持っているなど、物語としては十分に読み応えのある作品だった。

  • これまで読んだ金田一耕助シリーズの内容とは一風変わった内容のミステリーでした。新興宗教の教祖とその被害者達との構図の中、とある霊媒師の殺人事件が起こり、その事件解決の道のりの中、教祖に対する被害者たちの反撃や更生という姿が面白かったです。
    どちらかというと金田一耕助が、かなり脇役的な立ち位置だったことも、ちょうど良い感じで良かったです。
    でも、これを書いた時代に新興宗教という題材を取り扱ったミステリーを書いた横溝正史も、時代の流れを先取りした感があり、さすがだな!と思いました。

  • 1955年発表。
    霊媒の女性が殺害される。

  • 久しぶりに読む金田一耕助もの.ただし,その登場場面は少ない.個人的には性犯罪がプロットの重要な部分を占める作品は苦手.

  • 金田一耕助

  • 謎解き部分はオマケという感じ
    探偵モノとしては物足りないが、じーんと来ました
    囚われていた女達が解放されていく場面は
    何度も読み返してしまった

  • 金田一耕助シリーズ

    殺害された占い師とそのお手伝い。占い師とパトロンのゆすり。パトロンの女たちを救っていく謎の男。


     2009年3月5日購入

     2009年5月4日初読

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。26年、博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し、32年に退社後、文筆活動に入る。信州での療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、『獄門島』『悪魔の手毬唄』など、名作を次々に発表。76年、映画「犬神家の一族』で爆発的横溝ブームが到来。いまもなお多くの読者の支持を得ている。82年、永眠。

「2022年 『蝋面博士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

横溝正史の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
横溝 正史
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×