- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041304419
感想・レビュー・書評
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横溝正史作品特有の、複雑極まる登場人物間のつながりと乱れた男女関係を背景にして起こる殺人事件。登場人物が多く、お互いの関係を把握するのにやや苦労する話だ(おしげさんって、誰?)。
金田一耕助登場作品であるが、金田一耕助は探偵として活躍するのはなく、瀕死の犯人が最後に自白する際の代弁者として描かれている。
真相はかなり荒唐無稽であり、読者が推理するような要素はなく、主人公松原浩三が悪と闘う姿を描いたハードボイルド小説という感じだ。
登場人物間の愛憎、主人公の他人への思いやりや行動力が描かれ、胸を打つラストを持っているなど、物語としては十分に読み応えのある作品だった。 -
これまで読んだ金田一耕助シリーズの内容とは一風変わった内容のミステリーでした。新興宗教の教祖とその被害者達との構図の中、とある霊媒師の殺人事件が起こり、その事件解決の道のりの中、教祖に対する被害者たちの反撃や更生という姿が面白かったです。
どちらかというと金田一耕助が、かなり脇役的な立ち位置だったことも、ちょうど良い感じで良かったです。
でも、これを書いた時代に新興宗教という題材を取り扱ったミステリーを書いた横溝正史も、時代の流れを先取りした感があり、さすがだな!と思いました。 -
1955年発表。
霊媒の女性が殺害される。 -
久しぶりに読む金田一耕助もの.ただし,その登場場面は少ない.個人的には性犯罪がプロットの重要な部分を占める作品は苦手.
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金田一耕助
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謎解き部分はオマケという感じ
探偵モノとしては物足りないが、じーんと来ました
囚われていた女達が解放されていく場面は
何度も読み返してしまった -
金田一耕助シリーズ
殺害された占い師とそのお手伝い。占い師とパトロンのゆすり。パトロンの女たちを救っていく謎の男。
2009年3月5日購入
2009年5月4日初読
著者プロフィール
横溝正史の作品





