殺人暦 (角川文庫 緑 304-59)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304594

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  • 横溝正史の、大体は大人向けの短編集。

    5人の死亡を予告する新聞記事に怯え、連続殺人が始まるか?という表題作と、美人令嬢に入れ替わった元女優「女王蜂」は、江戸川乱歩の作品を模したものだろう。特に表題作では、ドジな探偵(警視庁の刑事だが)を出し抜く、『殺人だけは犯さない』名怪盗が出てくるのだが、明らかに二十面相である。表題作はやや子供向け。

    あとのとても短い短篇数篇も、トリックなどは古いものの、よく出来ている。

    難を言うなら、作品は違えど同じような名前(畔柳 等)が乱発されるため、続編か?と疑いながら読む部分があるのだが、全部異なる話である。

    ワルノリが過ぎて、割とめちゃくちゃな印象のある横溝正史の短編集の中では、非常におすすめできる1冊である。

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