七つの仮面 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304662

感想・レビュー・書評

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  • 表題作を含めて、7編を収録した短編集。

    各篇、ドロドロした痴情の縺れが展開されて、毒気にあてられながら読んだ感じです。
    ただ謎解きが、ラストで唐突に解決。というパターンが多い印象でした。

  • 金田一耕助シリーズの短編集で、タイトルの「七つの仮面」を含む計7編のミステリー作品から構成されておりました。
    どの作品も結末が尻切れ的で、若干スッキリしない結末の作品が多かった感じがします。
    やはり金田一耕助シリーズは中長編が読みごたえがあるような気がします。

  • 金田一耕助ファイル#14

    短編集。表題作が一番良かったです。ですますと断定口調が一人称なのに混ざるので最初読みにくいなあと感じたものの、それがこの話の味になったと思います。
    他の短編はあまりインパクトがなく小粒な感じでした。

  • 2016.10.30

  • 途中まで短編だと知らずに読んでいた。

    七つの仮面、猫舘、雌蛭、日時計の中の女、猟奇の始末書、蝙蝠男、薔薇の別荘の短編集でした。

    短編なので、横溝作品のおどろおどろしさやひっくりかえす躍動感はないですが、まぁまぁ楽しめました。

    金田一が洋服を着ます!!

    今まで読んできた八ツ墓村や夜歩くは地方を舞台にした作品で、
    田舎の因習や血縁の因縁を軸としたものだったので、
    世界観ががらりと変わりこういう作品も書くのだなと 思いました。

  • 金田一ジッチャンの方の事件簿、短編集。
    金田一の短編は「起承転結」よりは「序破急」の構成が多く「急」の急ぎっぷりがハンパない。

    金田一が寒村に出かけることが多い長編では、古くからの因習に纏わる「起承転結」をじっくり楽しめるが、短編では展開が急な代わりに、昭和前半の都市部の生活や風俗の描写が楽しい。

    戦後、復興した都市に流入した様々な背景(身分や貧富の差など)を持つ人々が巻き起こす奇妙な事件が中心となるかんじ。

  • いつか。。。

  • この作品で、角川文庫の横溝正史作品は完全制覇となった。

    金田一耕助が活躍する七編が収められた短編集である。いずれの短編もドロドロした男女の関係が事件を引き起こし、飄然と登場する金田一耕助が事件を解決する。長編となると、さらに家の因習やらが入り混じり、ドロドロのおどろしい展開となるのだが、短編となると意外にあっさりしたものである。

    昭和初期を舞台にした探偵小説。何よりも金田一耕助の人物像が良い。

    中学時代に金田一耕助シリーズが映画化やドラマ化されると欠かさず観ていた。その頃から横溝正史の作品を読み始めたと記憶している。大半の作品は高校時代までに読み終えていたのだが、何故かこの作品だけは未読だった。

  • 御存知、名探偵・金田一耕助の活躍する短編集。表題作「七つの仮面」は他の選集で金田一ものではない短編「聖女の首」として既読。小説としては「聖女の首」の方が面白かった。ただ、金田一耕助が登場すると何か微笑ましく嬉しくなってしまうのだ。それぞれの短編に人間関係や登場人物の性格に似通った点があるのは多作故のご愛嬌か。エログロ要素が多めなのは時代の需要だろう。ともかく、冷徹なまでの人間観察と温かな慈愛の目が混ざりあう横溝の語り口はリズムがよくついつい先へと読んでしまう。変装したり、粋なプレゼントをしたりする金田一の姿が見られるのも見所。

  • 金田一シリーズではあるのだが、謎やらおどろおどろしい状況やらが登場してから、種明かしが唐突に、一度に提示されてしまうのでいささか味気ない。短編だからしょうがないのかもsしれないが、どうも物足りない。

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著者プロフィール

横溝 正史(よこみぞ せいし)
1902年5月24日 - 1981年12月28日
兵庫県生まれの小説家、推理作家。本名は同名で「よこみぞ まさし」。筆名を誤読した作家仲間にヨコセイと渾名され、セイシをそのまま筆名にするようになった。
1921年『恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)』が雑誌『新青年』の入選作になり、これが処女作とみなされる。 1926年に江戸川乱歩の招きに応じて上京、博文館入社。1927年『新青年』の編集長に就任、その後『文芸倶楽部』『探偵小説』等の編集長を務めながら創作活動を続けたが、1932年に同誌が廃刊となり、会社を退社。専業作家に。
金田一耕助を生む。第1回探偵作家クラブ賞(後の日本推理作家協会賞)長編賞を受賞した『本陣殺人事件』をシリーズ第一作として、以降多くの「金田一耕助」シリーズ作を残す。代表的な作品に、1947年『獄門島』、1949年『八つ墓村』、1950年『犬神家の一族』、1957年『悪魔の手毬唄』など。

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