にぎやかな未来 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 602
感想 : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041305034

作品紹介・あらすじ

狂気じみたにぎやかな未来への警告を軽妙なタッチで笑いの中に描く短篇傑作集。

感想・レビュー・書評

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  • 確か最初、にぎやかな未来を教科書で読んだんです。面白い話だなと思って読んだころからはや30年。未だに展開もオチも覚えているんだから素晴らしい。記憶力の問題も有るかもしれませんが、筒井康隆短編は頭にふんだんに残っています。

  • 既読本

  • 「地下鉄の笑い」「きつね」「ユミコちゃん」「にぎやかな未来」

    人を馬鹿にしていて良い。間違いなく今生きてる中で最も天才。

    あとがきが星新一なのすげえと思ったが、筒井康隆だもんに

  • にぎやかな未来 (角川文庫)

  • 41篇のショートショート。角川は表題作を最後に配するようだ。印象的だったのは、他人との時間の流れが変わり、限りなく停止に近い世界を生きる孤独を描いた世界観。そして、最後には主人公の慢心から避け得ない死を描いた「お助け」。肉体を徐々に人工物に置き換える「疑似人間」。2015年に80歳を迎えた老人という設定に、著者の生年を重ねてニヤリ。

  • 筒井康隆の初期短編集 解説は星新一。切れ味の鋭さはさすがなもの。筒井らしい、残酷さやはちゃめちゃささも出ている。

  • 再読。今まで何回読んだことか。筒井康隆、初期のショートショート。デビュー作「お助け」やあの断筆騒動の「無人警察」も入ってる。表題作「にぎやかな未来」なんか、まさしく今現代だよな。ネットなんか広告三昧だもんな。その分無料で音楽とか動画が見れるんだから。ほんと、筒井康隆は先見の明があるというか、天才だ。解説は星新一という豪華さ。

  • 一話を使って社会風刺を匂わせるスタイルの多いショートショート集。
    星新一は人間の愚かさに対して起承転結を意識したスタイルで警鐘をならすことが多かったのに対し、こちらはあくまで愚かさを指し、ナンセンスな形の笑いに転化することが多いという印象を受けた。

  • 中学時代に買った、人生初の文庫本。ドラえもん好きとしては完全なるタイトル買いです。
    さらっと読めて切れ味抜群のショートショートが山ほど収録されていて、夢中になって読んだのを今でも良く覚えています。
    斬新なアイディアが惜しげもなく遣われていて、数ページのために使うのがもったいなく思えるくらい。
    ちょっと怖いもの、思わず突っ込みたくなってしまうもの、少ししんみりしてしまうもの色々な作風が楽しめるのも素晴らしい。

    特に好きな作品は表題作の「にぎやかな未来」と、江戸川乱歩が絶賛したという「お助け」です。
    「にぎやかな未来」はオチが本当に気持ちよく落ちていて気持ちいいです。見事に未来を予見していて、最近YouTubeを見るとこの作品を思い出します。
    「お助け」は読み終わると、うわっ・・・となること間違いなし。後味を楽しむ作品です。

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著者プロフィール

筒井康隆
1934(昭和9)年、大阪に生まれる。同志社大学文学部で美学芸術学を専攻。60年、SF同人誌「NULL」を主宰、本格的創作活動に入る。81年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、87年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、89年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、92年『朝のガスパール』で日本SF大賞、99年『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。2002年、紫綬褒章を受章。10年、菊池寛賞を受賞。17年、毎日芸術賞を受賞。22年、日本芸術院賞・恩賜賞を受賞。『虚航船団』『文学部唯野教授』『パプリカ』など著作多数。

「2022年 『残像に口紅を 復刻版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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