筒井康隆全童話 (角川文庫 緑 305-12)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 102
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041305126

感想・レビュー・書評

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  • 童話風のひらがなを多用した表記だが、中身は筒井流のブラックな物語に仕上げられている。遠い宇宙からやってきたケイ素生物の力で、西郷さんの銅像や鎌倉・奈良の大仏などが動き出す「地球は おおさわぎ」が楽しい。「三丁目が戦争です」で、高度経済成長期に造成された団地と、マイホームの夢を叶えた住宅地の住民同士が、女子と男子の些細なケンカがもとで、ダイナマイトまで持ち出される戦闘へとエスカレートしていく心理描写は著者の真骨頂と言える。

  • 【童話ってこういうもんだった】

    童話って世の中の生きづらさや矛盾やくだらなさを子供に分かりやすく教える方法だと思う。

    その点では評価できる。ただ、テーマが似たり寄ったりで捻りがない。面白いが面白みには欠ける。

  • 童話って、子供向けなのに意外と残酷な描写があったりしますよね。子供向けなのに、と言うより、子供向けだからこそ、って言うとこもあるのかしら。

    それにしたって、いつもの筒井節に比べれば甘口な方だなーと思いながら読み進めると、最後の最後で氏らしいメタオチがあって満足(笑)。

  • 何を思ってこんな表紙にしたのか、編集どうなってんだ?

  • 昨日のバイト前に中古で買ってサラッと読了。最近こういうサラッと読めるものを求めてたのでばっちり。中身は5編。

    昭和51年の文庫。定価180円。
    ・かいじゅうゴミイのしゅうげき
    ・うちゅうをどんどんどこまで
    ・地球はおおさわぎ
    ・赤ちゃんかいぶつベビラ!
    ・三丁目が戦争です

    童話のように書いてるけど、当時の社会状況のパロディ。

  • 「かいじゅうゴミイの しゅうげき」
    「うちゅうを どんどん どこまでも」
    「地球は おおさわぎ」
    「赤ちゃんかいぶつ ベビラ!」
    「三丁目が戦争です」

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著者プロフィール

1934年、大阪市生まれ。65年、第1作品集『東海道戦争』刊行。『虚人たち』で泉鏡花文学賞、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、『朝のガスパール』で日本SF大賞、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2022年 『誰にもわかるハイデガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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