農協月へ行く (角川文庫 緑 305-14)

著者 :
  • KADOKAWA
3.30
  • (15)
  • (23)
  • (107)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 433
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041305140

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 筒井康隆ワールドは、まさに奇想天外。7短編それぞれパターンが異なるが、どれもここまで書いていいのかと思うような思わずいやな感じがする愚劣さや悪行を描く。タブーに挑戦して本来表にださない人のもつ悪魔的な面を出した様子を描いている。

  • 「農協月へ行く」
    農協のおかげで宇宙人との第一接触は犠牲者ひとりに収まるし
    宇宙に神がいなくたって月に神社ぐらい建つだろう
    むかつく

    「日本以外全部沈没」
    日本以外全部沈没した世界の片隅で
    もはや人類に綺麗事いってる余裕はなかった
    人間を冒涜している

    「経理課長の放送」
    全編放送事故
    ひどい

    「信仰性遅感症」
    宗教とは暗示である
    ろくでもない

    「自殺悲願」
    自殺しようとするのに死ねない小説家の話
    三島由紀夫の「命売ります」に似ている…しかも美しくない

    「ホルモン」
    失敗を繰り返しながらもホルモン注射で進化の道を歩む人類の歴史
    神を冒涜している

    「村井長庵」
    勧善懲悪の時代劇
    サイコパスの欲張り爺さんが無責任な暴君として島に君臨するが
    やりすぎて自滅する
    しかしこの世はやったもん勝ちやぞ、ってこのバカ!

  • 短編集だが、今書いたら炎上しそうな話ばかり。全話女を犯す描写あり、若干マッチョイズムも透けて見えるか。話自体のおもしろさはそこそこ、農協のが比較的あたりだった。

  • 【自殺が自死なんて簡単な言葉になったら】

    マイナスな方へグイグイ引っ張られてしまって頭が痛い。筒井さんの話は好きだけれど理解には程遠くて、星さんが読みたくなる。

  • 配置場所:摂枚文庫
    請求記号:913.6||T
    資料ID:95970289

  • 7つ短編が収録されていますが「農協月へ行く」のみしか読んでいないためそれの感想です。あしからず。

    一条ゆかりの「有閑倶楽部」の登場人物である剣菱万作のモデルになったと知り興味を持って読みました。万作ファンは必読かと。
    ストーリーに関してはまぁ、もうお腹いっぱい(笑)といった感じで小説ギライの身としては早く終われ!な作品でした。初めて筒井作品を読んだのですが、実は純文学を書いていらっしゃる人だと思い込んでいたのでびっくりしました

  • よくこんな、めちゃくちゃな性格の人物を作れるなあと。ブラックすぎて刺激がつよすぎだっ

  • 筒井康隆は色んな色を持っていてすごいなぁ。

  • 面白可笑しい短編小説集。
    笑いにあふれている作品ですが,
    かなりブラックユーモアがきいています。
    人間の欲,特に日本人の欲について,
    外の作家が書きたがらない,本音の本音の部分をガンガン書いておられます。

  • 「経理課長の放送」
    「村井長庵」:ある問題が発生したときに、人は根本原因ではなく、根本原因が表出する要因を叩く

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年大阪市生まれ。日本を代表するSF作家の一人と目され、小松左京、星新一と並び「SF御三家」と称されることもある。
1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1993年に断筆宣言を行ったことは大きな話題になった。1996年断筆解除後には、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、2010年に第58回菊池寛賞、2017年毎日芸術賞をそれぞれ受賞。2002年には紫綬褒章も受章している。
代表作のひとつ『時をかける少女』は度々映画化、アニメ化され、多くの読者に愛される。ほか『日本以外全部沈没』、『文学部唯野教授』、『旅のラゴス』、『残像に口紅を』などは機会あるごとに話題となり、読み返されてきた。

農協月へ行く (角川文庫 緑 305-14)のその他の作品

農協月へ行くの詳細を見る 単行本 農協月へ行く 筒井康隆

筒井康隆の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

農協月へ行く (角川文庫 緑 305-14)を本棚に登録しているひと

ツイートする