- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041305164
感想・レビュー・書評
-
内容紹介
子供が誘拐された! 子供を捜しに出かけた夫。そこへ泥棒、主婦は動転。折しもやってきた客三人。泥棒がいつしか主人の役に…。シュールでスラプスティックな十三の傑作短編集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。「その情報は暗号」は「すすめ!!パイレーツ」で同じネタがあったと記憶してる。ただし、暗号を「いろは歌」から「パーマン」に変えているので、佐野研二郎的に言えばオリジナルである。
-
筒井康隆の短編集。
表題作「ウィークエンドシャッフル」は、密室劇の傑作。
郊外の一軒家で、ホームパーティの準備をする若い主婦の前へ突如現れた、強盗。
招待客、夫の上司などを巻き込みながら、それぞれの運命がシャッフルされるドタバタ劇。
また、近未来の暗い時代を予感させる「佇む人」は最後にちょっと切なくなる秀作。
主婦の強盗団を描き、残酷なのだが、なぜか可笑しい「如菩薩団」。
銀座のクラブで展開される、太平洋戦争論議がエスカレートしていく「蝶の硫黄島」。
などが印象的だった。
通勤・通学時にオススメの一冊です。 -
始めて読んだ筒井康隆。
違う世界にぶっ飛んで行けるおもしろさ。しかもどの作品もオチがしっかりしてて、うわ!とかひゃ!とかなる。
個人的には、「生きている脳」のオチが特に。 -
いまおもえば名作しか入ってないなあ。
著者プロフィール
筒井康隆の作品





