時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

著者 : 筒井康隆
制作 : 貞本 義行 
  • 角川書店 (2006年5月25日発売)
3.33
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  • 本棚登録 :4791
  • レビュー :515
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041305218

作品紹介

放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている-そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時をこえる。

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中学の時に観た映画版を思い出した。
    当時、泣きそうになった。

    時を行き来できる女の子の青春物語。
    甘酸っぱい初恋の味です。

    「切ないハッピーエンド」(映画バタフライ・イフェクトのコピー)に心を奪われます。

    ああ、オイラもラベンダーの香りに包まれて、時空間を越えて、美少女に巡り会いたい!

  • 小説を映像化する場合、原作の長さはこのくらいの短さがいいのだろうな、ということを実感させられた。
    40年以上も前に書かれた『時をかける少女』は「いいものはいい」ということを強く実感させられた物語だった。
    時をかける少女に限らずほかの2編も、話の続きが気になり、エスカレーターに乗っている間も本を開いてしまった始末。推理・ホラー小説で失敗ばかりしていることだし、しばらく筒井康孝を読み漁ろうか。

  • 売れてるものは間違いなく良いモノであると私は思っている。
    そういえば、「売れているものが良い物であれば、世界で一番旨いラーメンはカップヌードルや」などと曰った人がいたが、
    なんで勝手に旨いとかまずいとかの話になっとんねん、
    と、私はツッコミを入れることと禁じ得ない。
    とにかく、売れているものは良い物である。
    ※ただし、明らかに大衆が踊らされたものは除く。
     (例:免罪符、マイナスイオン等)

    そこで、いわゆる「ときかけ」を読んでみた。
    私は1作品も観たことはないのだが、
    この作品は何度となく映像化された名作だ。

    「時をかける少女」は想像以上の話の単純さと短さだった。
    タイムリープの内容もシンプルでひねったところも無く
    読了後、読み終わったことを疑った程に短かった。
    後味は非常にさっぱりして、
    そうして、少しだけ心が洗われた。

    もっと早く、少なくとも10代のうちに
    この作品を読んでおけば良かったと思った。
    そうすれば、この作品は屈折してすっかり邪気眼と化していた
    14歳の私の心を癒す一服の清涼剤となっただろう。
    そうして、すっかり更生した私の将来はもっと明るく清らかなもの(少なくともこんな深夜に小説の感想を書きながらほくそ笑むなんてことはなく)になっていただろう。

    いや、もっと早く出会えなくて残念。

  • 「時をかける少女」
    日本テレビ 21時
    出演:黒島結菜、菊池風磨(SexyZone)、竹内涼真
    http://www.ntv.co.jp/tokikake/

  • すっきりとしてテンポ良く読みやすいにも関わらず、味わい深い作品。表題作は映像作品を見ているのでそちらの印象を重ねるところも多いが、原作はまた趣き深い。筒井氏の色々な設定を上手に仕掛けて行く鮮やかな手腕に感服。

  • 151028
    すこし恐ろしく、でも不快な思いのしない、良い意味で「娯楽」という表現にぴったりの小説だった。はらはらする部分もあり、淡い恋愛の部分もあり、短い割に充実した小説を読んだ気分になれる。

  • 初版が昭和51年とは知らなかった・・・・

  • 短編が3編収録。以下それぞれ簡単に。
    「時をかける少女」 映画のイメージがあったのであっさり終わってやや物足りない気が。
    「悪夢の真相」 これが一番良かったですね。弟が怖がる理由が面白いです。
    「果てしなき多元宇宙」 パラレルワールドの話。ちょっと後味悪い。

  • 元祖タイムリープ。先に高畑京一郎読んじゃったので当時ラベンダーのネタがわからなかった思い出。女1男2グループってなんかいいよね

  • 【時をかける少女】
    アニメ映画は観ていた。原作はこんな話なのか。読めて良かった。そして何度もリメイクされているのか。筒井康隆の書く少女の言葉遣いの綺麗さがなにげに好きだ。古き良きって感じ。

    【悪夢の真相】
    良い話。恐怖は罪の意識から来る、へえ。心理学要素が入る話は子供の読み物として中二的な意味で面白い。

    【果てしなき多元宇宙】
    筒井康隆の思うパラレルワールド定義がこれなんだろうな、という子供向けに分かりやすく説明してくれている個所がある優しい小説。
    自分が望んだはずの世界に行っても、想定しないまた別の嫌なことがあるのだ。「もとの世界が、いちばんいいわ!」

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