浅井長政の決断―賢愚の岐路 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041306666

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  • 名将の浅井亮政浅井家危機の時助けてくれた朝倉宗滴。ここから浅井家の朝倉家に対する恩義が始まる。亮政は臨終の際昇り竜の夢を見て浅井家の繁栄を期待する。しかし息子の久政は暗愚な将として六角家へ屈服し家臣達の期待を裏切り続ける。そんな中孫の長政は気迫に満ち溢れ六角に戦いを挑みその支配から脱却する。後に織田信長と同盟を結び浅井家の最盛期を創るが暗愚な父久政と盟友朝倉家当主義景に翻弄され信長を裏切り滅亡への道を一気に突き進む。後半は主人公の長政より暗愚な将義景の行動にイライラしながら読み進めた。

  • 天文14年(1545)、近江の戦国大名・浅井亮政は、死の床で“竜の夢”を見続けていた。 その霊夢を受け継いだ側近の膳鬼は、亮政の死の3年後に誕生した孫・長政こそ竜の化身であると信じて疑わなかった―。 祖父の遺訓と義兄・信長への忠誠との板挟みに苦悩し、ついに信長に叛旗を翻した戦国武将・浅井長政の謀叛決断に至る心の軌跡と、滅びの美学を描く長編歴史小説。

  • 浅井長政の生涯を、祖父・亮政の代から仕える膳鬼を軸に構成した作品。長政と信長のそれぞれに対する思いのすれ違いが、浅井家の滅亡につながっていく様を描いています。「朝倉の報恩、浅井の滅亡をもって報われ候」という長政苦渋の思いが印象的でした。

    2008.4.22読了

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著者プロフィール

1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。 1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書がある。2002年、逝去。

「2022年 『有栖川有栖選 必読! Selection5 他殺岬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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