白い宴 (角川文庫 緑 307ー4)

著者 : 渡辺淳一
  • KADOKAWA (1976年1月発売)
3.57
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  • 本棚登録 :74
  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041307045

白い宴 (角川文庫 緑 307ー4)の感想・レビュー・書評

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  • 半世紀も前の札幌で行われた日本初の心臓移植手術。連日の報道をリアルタイムで見ていた。札幌市民として真実はどうだったのか急に知りたくなり手に取った。当時その病院の医者だった渡辺淳一が小説家として生きる決意をするきっかけになった小説。ある新聞記者を通じ淡々と事件の経過が語られていく中に、和田教授、提供者と患者、その家族のそれぞれの心の葛藤が織り込まれ惹きこまれた。結局、医学という名の魔術に魂と良心を奪われた医師による殺人だったのだと思う。

  • 昭和43年8月8日に札幌医科大学で施術された心臓移植手術をモデルに、ドキュメント風の体裁をとりつつ描いた長編小説。移植手術の決断までの医師の心理描写、手術後の悔恨と高揚感とがない交ぜになった心理描写は、さもありなんと思わせる筆致で読み応え十分。ただ、移植を受けた患者が死亡する前後の描写は、それまでと異なり、やや散漫なきらいがある。著者が現場や内実を知りすぎていたため、フィクションに徹し切れなかったのだろうか?

  • たまんないな。文のセンス・・・ていうたら偉そうですけど。
    事実を短くスパッと書いていってるようなイメージ。
    読むともなしに読んでたら、スっと入ってきて、
    引き込まれ、このテーマについて、考えるきっかけをもらうというか・・・。
    非常に面白かったです。

  • かなりの社会問題になり、センセーショナルでもあった現実の出来事。その象牙の塔の内部の医師であり、実力ある同人誌の同人でもある作家が描いた「心臓移植」の作品はこの程度でしかないのか、という大いなる失望。

  • 実際の事件を題材にした、ノンフィクション的フィクション。
    とにかく淡々と物語が進んでいく。

  • 実際の事柄に基づいて書かれている、と父が教えてくれました。
    リアリティーもあったし、それなりに考えさせられる物語だったと思います。

    お医者さんで、さらにこの文才がある作者さんがすごい。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/404130704X
    ── 渡辺 淳一《白い宴 197601‥ 角川文庫》←《小説心臓移植》より改題~《失楽園》
     :
     渡辺 淳一 作家 19331024 北海道 東京 20140430 80 /1958 札幌医科大学医学部卒
     和田 寿郎 医師 19220314 北海道 東京 20110214 88 /心臓血管外科/札幌医科大学名誉教授
    /ワダ弁(人工心弁)開発/19680824 和田心臓移植事件
     :
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4165017205
    ── 渡辺 淳一《作品集〈2〉富士に射つ/小説心臓移植 198009‥ 文藝春秋》→《白い宴》
     :
    ── 渡辺 淳一《小説心臓移植 196901‥-02‥オール読物/ポケット文春》19680824
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19741211 板坂文庫(下) ~ 日本文学三六五日 ~
     
    (20110804-20140529)
     

  • 渡辺淳一は恋愛よりこっちのイメージ。

    評価色:紺

  • 日本初、
    札幌医大で行われた心臓移植手術、

    これは、そのドキュメンタリーを超えた小説です。

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