廃礦にて (角川文庫 わ-1-6)

  • 角川書店 (1976年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041307069

みんなの感想まとめ

多様なテーマが織り交ぜられた短編が特徴の本作は、子宮破裂や戦争による頭部の異物、胃癌、変形股関節症といった深刻な病や状況を描写しています。著者は医療現場を経験した作家ならではの視点で、患者の心情や医師...

感想・レビュー・書評

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  • 短編4編。
    子宮破裂、戦争で入った頭部の異物、胃癌、変形股関節症の4テーマ。
    表題作の廃礦にてとラストの閉じられた脚はまさに大学病院と若手医師のことを知る渡辺淳一氏ならではの本である。患者側の考えをどう見るか、は現場を離れて作家になった渡辺氏だからこそ深められる視点なのかもなあ。

  • 収録内容は以下の通り。

    廃礦にて(「母胎流転」改題)
    三十年目の帰還(1970年9月 発表)
    窓の中の苦い顔(1970年11月 発表)
    閉じられた脚(1971年1月 発表)
    寺久保友哉: 解説

    教科書の知識だけでは太刀打ちできない状況に置かれた医者たちの体験記のような小説である。特に「三十年目の帰還」と「閉じられた脚」は医者の判断の甘さが悪い方に向いてしまった場合の話である。独善的な考えや、それを正当化しようとする人間の弱さを戒める要素が盛り込まれている。
    全ての作品で登場する女性たちの明るさや色香の描写がよい。

  • 2冊あり

  • あまり記憶にない・・・ということでそんなに好きでもなかったんだろう。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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