廃砿にて (角川文庫 緑 307ー6)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041307069

感想・レビュー・書評

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  • 収録内容は以下の通り。

    廃礦にて(「母胎流転」改題)
    三十年目の帰還(1970年9月 発表)
    窓の中の苦い顔(1970年11月 発表)
    閉じられた脚(1971年1月 発表)
    寺久保友哉: 解説

    教科書の知識だけでは太刀打ちできない状況に置かれた医者たちの体験記のような小説である。特に「三十年目の帰還」と「閉じられた脚」は医者の判断の甘さが悪い方に向いてしまった場合の話である。独善的な考えや、それを正当化しようとする人間の弱さを戒める要素が盛り込まれている。
    全ての作品で登場する女性たちの明るさや色香の描写がよい。

  • 2冊あり

  • あまり記憶にない・・・ということでそんなに好きでもなかったんだろう。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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