雲の階段〈上〉 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041307298

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  • 離島の診療所の所長で、たった一人の医師である村木は、東京から事務見習としてやって来た三郎を気に入り、医師の仕事を手伝わせていた。医師免許を持たないまま腕を上げ、単独で手術まで行なうようになった三郎は、観光で島に訪れた亜希子の命を救い、見初められてしまう。
    医師でないのに医療行為を行なっている後ろめたさと恐怖心、またそれとうらはらの自分の腕に対する密かな自信が微妙に拮抗し合っているさまが実に巧く描かれている。それにしても救いようのないラストは、まさしく「雲の階段」というタイトルそのものだ。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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