失楽園〈上〉 (角川文庫)

著者 :
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041307373

作品紹介・あらすじ

突然閑職に追いやられた敏腕編集者・久木。失意にくれる彼の前に、夫との冷え切った関係を持て余す美しき人妻・凛子が現れる。まるで結ばれるのが宿命であるかのように、ふたりは激しい恋に落ちてしまう。その純粋なる想いを貫き通すため、ふたりは究極の愛の世界へと足を踏み入れる-。「人を愛する」ということは、どういうことなのか?男女の愛の極限を描き切った、渡辺文学の最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛に背徳というスパイスを効かせたら、その味わいたるやこの世のものとは思えないほど。しかし、それが当たり前になり、背徳感が薄れてきたら、どうするか。

  • だめだ、何も書けないよ/(^o^)\なんでこれベストセラーになったの?!世の中の人、欲求不満にも程がある。

    とりあえず最初の方は生真面目にいちいちつっこみいれてたけど、きりがないことがわかった。えーと、とりあえずW不倫の話です。おしまい。あまりに短文すぎるので以下引用します。未読の人は避けてください。




    "まさしく、男の性を有限とすると、女の性は無限に近い。数学の公理をひもとくまでもなく、有限が無限に対抗したところで勝てるわけはない。"

    無理やり数学もちこむな。



    "入り口のチャイムが鳴る。久木は弾かれたように立上がり、ドアの鍵を外してあけると同時にさけぶ。「おうっ……」"

    全裸で訪ねてきたんでもないのに「おうっ」ってなにもんやねん。



    "去年、凛子と結ばれたのは、熱海に梅を見に行ったあとだった。梅を見たあとに結ばれた。その梅の花の着物で来てくれたところが、年の初めの男の心をかきたてる。"


    いや、確実になんも考えんと服選んだだけやろ。



    "「梅を詠んだので、とてもいい句がある。石田波郷の、"梅も一枝死者の仰臥の正しさよ"という句だけど」
    いってから、凛子の父が死んだばかりであるのに気がついて、
    「別に死者に似合うということではなくて、梅にはなにか清冽というか、荘厳な感じがあるでしょう。これが桜だと情に流される脆さがあるけど、梅をもってくるとしんとして、張りつめたあたりの空気から、その人の生きざままでつたわってくる」"


    ちょっとは本らしい内容になってきたな。



    "「感じはわかるわ」
    「でも、不思議だ」
    「どうか、しましたか?」
    「いや、ちょっと、思い出しただけで……」
    瞬間、久木の脳裏に浮かんだのは、凛子の乱れる姿である。あれは梅なのか桜なのか、梅だとしたら、上下にうねり狂う桜の乱舞に近いかもしれない。"


    父親死んだばっかりやって自分で気遣った矢先に何考えとんねん…



    "久木は凛子を抱き寄せる。
    「久しぶりだ……」
    去年の暮に逢ってはいるが、一時間ほどの慌ただしい逢瀬であっただけに、今夜はその分も償ってもらわなければ困る。"


    一つ言わせてもらうと、慌しい逢瀬やったんはお前が凛子を父親の葬式の最中にホテルに呼び寄せたからやろ。償うのは お 前 や!!!



    "たしかにいま久木は、こんな美しいものをつくりだした創造主と、それを開陳する凛子という女の寛大さに、深い感謝と経緯を抱いている。"


    もう何も言えない。とりあえず哀れな凛子の父親のご冥福を祈ります。おしまい。
    2011年06月07日 18:59

  • 流行っていた時に親の買ってきたのをコッソリ読みました。初・渡辺氏だったので、なんかスゲェ世界だなーと思いました。

  • これはただの妄想オヤジのエロ小説なんかじゃないんだ

  • 【本の内容】
    <上>
    突然閑職に追いやられた敏腕編集者・久木。

    失意にくれる彼の前に、夫との冷え切った関係を持て余す美しき人妻・凛子が現れる。

    まるで結ばれるのが宿命であるかのように、ふたりは激しい恋に落ちてしまう。

    その純粋なる想いを貫き通すため、ふたりは究極の愛の世界へと足を踏み入れる―。

    「人を愛する」ということは、どういうことなのか?男女の愛の極限を描き切った、渡辺文学の最高傑作。

    <下>
    家庭や社会からの孤立が深まっていくなか、それでも久木と凛子は逢瀬を重ねつづける。

    逢うごとに、体を重ねるごとに、ふたりの愛と性の密度は高まっていく。

    やがて訪れる「この愛もいずれは壊れるかもしれない」という不安と怖れ。

    ふたりの愛を永久不変のなかに閉じ込めるために、彼らが選んだ道はひとつしかなかった…。

    空前絶後のベストセラーとなった、至高の恋愛小説。

    [ 目次 ]
    <上>


    <下>


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • なんだかひどい小説だな。と思って他の人の書評をみると酷評が多く、自分だけじゃなかったと安心。

    金と時間を持て余した暇なエロ中年男性と女性が性に溺れるというそれだけの話という印象。お前ら暇だろ、と突っ込みをいれたくなってしまいました。この女性も生きている生身の女性という感じが伝わってこない。そしてラストシーンは最悪。なんでこれがベストセラーなんだかさっぱりわかりませんでいした。

  • 恋愛小説というよりは、官能小説を読んでいるような・・・

    夜の営みについては参考になるけど。

  • しょうもないエロ本を読んだというような感覚である。
    果たして50歳を超えたとき、自分よりも一回り以上離れている女性と出会い、家族と仕事をないがしろにしてまで快楽に溺れることは幸せだろうか?

    ある意味では幸せかもしれない。ただのおじさんでは終わらないのだから。
    しかし今作の主人公である久木は、やはり最後は後悔していたように思う。
    凜子と出会うことが無ければ良かったと、描写こそされていないが思っている節があるように思われた。

    とにかく、内容のない本であった。

  • ただの官能小説のように思えた。濡れ場ばかりで、内容があるとも思えない。読んでいるとだんだん気分が悪くなりました。
    知人が貸してくれたので、どうにか上と下を読んで、すぐに返しました。

  • 恋愛小説が読みたくて読んだけれど、登場人物の堕落ぶりに全く共感できず、不快感だけが残ってしまった。
    「究極の性愛」を描いているというけれど、どこが「愛」なのかが表現しきれていない気がした。
    肉体的な部分以外に、お互いのどこに惹かれたのかがほとんど書かれていないため、なんでそこまで何もかもを捨ててのめり込むのか…と読んでいて冷めた目線になってしまう。
    女性に対して男性が夢を見すぎてしまっただけ、という印象の小説。
    同じ不倫物でも、「マディソン郡の橋」の方が断然ロマンティック。

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