エ・アロール それがどうしたの (角川文庫)

  • 角川書店 (2006年4月25日発売)
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本 ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784041307397

作品紹介・あらすじ

銀座に立つ瀟洒な老人ホーム「ヴィラ・エ・アロール」。経営者・来栖の理念のもと、ここには今までの”老人ホーム”の概念を打ち破る、自由で闊達な雰囲気が溢れていた――。新たな生き方を示唆する衝撃作。

感想・レビュー・書評

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  • 渡辺淳一文学忌、ひとひら忌

    医師が銀座に第二の人生(あるいは第三くらいの)を気ままに生きるというコンセプトで
    高級高齢者住宅を造る
    高級だから入居者達もそれなりの人生を送ってきた方々だけど、やっぱり多少のトラブルはある
    内容は、恋愛関係のエピソードが多め
    なんとなく想像していた通り
    2003年テレビドラマ化されているみたい
    見てたのかしら?

    その中で、入居者の男性の有志が映画の上映会を企画して、選んだ作品が日活ロマンポルノ(死語かしら)の「四畳半襖の裏張り」
    タイトルくらいは知っていたけれど
    原作が永井荷風「四畳半襖の下張」という事を知らなかったです
    大正時代のロマンポルノしょうか
    そして、その鑑賞会に女性陣が嬉々として参加したというエピソードは、さもありなん

    • yukimisakeさん
      日活ロマンポルノ調べて来たんですが、凄いのあって爆笑しました…
      『色情海女 ふんどし祭り』
      なにこれ?!カオス!笑
      日活ロマンポルノ調べて来たんですが、凄いのあって爆笑しました…
      『色情海女 ふんどし祭り』
      なにこれ?!カオス!笑
      2025/05/01
    • おびのりさん
      yukimisakeさんも知らないですね
      とはいえ、女子はなかなか見る機会はなかったので、雰囲気しか知らないといえば知らないんです
      詳しくは...
      yukimisakeさんも知らないですね
      とはいえ、女子はなかなか見る機会はなかったので、雰囲気しか知らないといえば知らないんです
      詳しくはボクちんですね。
      2025/05/01
    • 土瓶さん
      ロマンが溢れてますね~♪
      ロマンが溢れてますね~♪
      2025/05/01
  • 銀座にある分譲型高級高齢者福祉施設の所長・来栖が体験する高齢者ならではの性にまつわる数々のエピソードを小説としてまとめ上げた一冊。最後には来栖自身の失恋のエピソードも加わる。

  • 読み始めて半年以上(笑)やっと読み終えました

    実は作者の作品を何度かチャレンジしながらも挫折していたのですが、これは楽しめました

    高級高齢者施設で起こる様々な問題
    とりわけ高齢者の恋愛や性について

    まだ、その年齢に達していない私は
    やはり高齢になれば身体的にも精神的にも
    そういった事とは無縁だとアタリマエに思っていたが
    自分がもっと若いころ・・・今の自分の年齢で恋だの愛だの
    悩んだりするなんて思いもしなかった事も思い出した

    こんなステキでドキドキする数十年後を送れるよう
    私もまだまだ楽しくドキドキする事を楽しまなきゃ!

  • 俺、何やっているんだろう

  • 高級老人ホーム内の恋愛沙汰を、1話完結形式でまとめてあります。とにかく面白い。弘兼憲史さんの「黄昏流星群」シリーズみたいに、中高年の恋って自分にとっては楽しいし興味があります。・・この先恋とかしなくなるのかなあ・・とか思って生きるのは非常に楽しくないので。それにしても出てくる登場人物が個性的すぎる。年老いると好きなことを好きといいやすいのかなあ。ドラマ化されたそうですけど、あと数年経ったときにまた、ドラマ化したら視聴率が上がるんじゃないかな。

  • 話が老人メインなのでまだ年齢的にということもあるし、少し性的な話が多いからか、拒絶感がある。

  • 一風変わった本
    テーマが老人春小説という見慣れない物
    タイトルで本を決めるという毎日を繰り返していたらこれに出会いました。
    ホント、不思議な感じです・・w

  • 高齢者恋愛小説?うーん、お話はいいと思うのだけど〜  うまく説明できないけど、文章があまりスキではない・・・かも  でも「エ・アロール」(それがどうしたの?)って思えるような歳の重ね方がしたいと思いました(自分に自信が無ければ言えないと思うから)

  • 高齢者の恋愛についての小説。
    状況が特殊(老人施設の所長が主人公で、施設にいるさまざまな高齢者が年甲斐も無く恋愛する)なのか知らないが、やたらと説明臭い箇所があるのが残念。

    内容はすごく面白い。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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