復活の日 (角川文庫 緑 308-9)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041308097

感想・レビュー・書評

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  •  この有名なSF作家、実は日本沈没しか読んでない。しかしこれはすごい。というかこわい。残穢はめちゃ怖かったけど、それ以上に恐いかもしれない。50年以上前の作とは思えない現実感。ウイルスならぬ増殖性核酸感染によるパンデミック、こういうことが非常な速度で蔓延したらそれは助からない。そしてもうひとつ、狂信的指導層による核ミサイルのホットスイッチ、米ソ冷戦時代はとうに終わったというのに、これも今まさにありそうなところが恐い。この収拾のつかない二重の災厄によって絶滅に瀕した人類がマイナス×マイナスで奇跡の一発逆転の復活をとげるという壮大なシナリオ。いやよく考えたものだ。

  • 1964年に発表された作品だというのに、ほとんど古びていないことに驚く。SFらしいガジェットのたぐいや原子力に対する(今となってはあまりにも)楽天的な扱いは横においておいても、SARSや新型インフルエンザの発生ををここまで予見していたかと思うと、改めて小松左京の凄さに驚嘆するしかない。

  • 物語の一場面一場面が、頭の中で映像化して出てくる。
    こわい。それ以上に印象的で目が離せない。

  • 数10年前の読了、当時は衝撃的だった。
    世界の終焉ってこんなふうにあっけなく終わるのが、妙にリアルに感じた。

  • 【お風呂で読書】今日から小松左京『復活の日』を読みはじめました。

  • 2005.6.17

  • 某国が開発した細菌兵器が事故で全世界に蔓延して人類が滅亡寸前まで行く話。細菌は寒さに弱いので南極基地にいた人たちや潜水艦で外界から遮断されていた水兵たちは助かった。その後、滅亡したアメリカで放置されていた核ミサイルが地震で誤作動して発射。しかし皮肉にもその核兵器の放射能で細菌が殺菌されて、なんとか人類が生き延びた話だったと覚えています。

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著者プロフィール

1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒。SFマガジン掲載の「易仙逃里記」で商業誌デビュー。以後「空中都市008」「復活の日」「アメリカの壁」など、鋭い視点で時代を予知的に描き出した作品を次々と発表し、今なお読み継がれるSFの名手。「日本沈没」は上下巻あわせ400万部を超え、社会現象を巻き起こした。星新一、筒井康隆と並び、日本のSF御三家と称される。

「2018年 『復活の日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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