復活の日 (角川文庫 緑 308-9)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041308097

感想・レビュー・書評

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  • まさに現在の状況を予感したかの様で少し怖くなる。
    パンデミック、医療崩壊はまさにそのとおりになっている。
    そして、トランプ大統領の出現や、東海・東南海地震の可能性までちりばめられているというおまけ付き。
    細かい描写はちょっとくどすぎるが、それは小松左京だからこそ許されるのだろうな。

  • 30年ぶりくらいに再読。
    今読んだらどうなのだろうと手に取ったら、そのまま引き込まれた。細かいところを覚えていなかったのもあるが、米ソ対立などもでてくるものの、古さをほぼ感じず一気読み。

  • 【展示用コメント】
    たかが風邪、されど風邪、パンデミックは止まらない

    【北海道大学蔵書目録へのリンク先】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001260112

  •  この有名なSF作家、実は日本沈没しか読んでない。しかしこれはすごい。というかこわい。残穢はめちゃ怖かったけど、それ以上に恐いかもしれない。50年以上前の作とは思えない現実感。ウイルスならぬ増殖性核酸感染によるパンデミック、こういうことが非常な速度で蔓延したらそれは助からない。そしてもうひとつ、狂信的指導層による核ミサイルのホットスイッチ、米ソ冷戦時代はとうに終わったというのに、これも今まさにありそうなところが恐い。この収拾のつかない二重の災厄によって絶滅に瀕した人類がマイナス×マイナスで奇跡の一発逆転の復活をとげるという壮大なシナリオ。いやよく考えたものだ。

  • 1964年に発表された作品だというのに、ほとんど古びていないことに驚く。SFらしいガジェットのたぐいや原子力に対する(今となってはあまりにも)楽天的な扱いは横においておいても、SARSや新型インフルエンザの発生ををここまで予見していたかと思うと、改めて小松左京の凄さに驚嘆するしかない。

  • 物語の一場面一場面が、頭の中で映像化して出てくる。
    こわい。それ以上に印象的で目が離せない。

  • 数10年前の読了、当時は衝撃的だった。
    世界の終焉ってこんなふうにあっけなく終わるのが、妙にリアルに感じた。

  • 【お風呂で読書】今日から小松左京『復活の日』を読みはじめました。

  • 2005.6.17

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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