明日の明日の夢の果て (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041308288

感想・レビュー・書評

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  • 現代社会の不自然さを、日々感じていて、この本を今読めたことは幸いだった。日々の下らない、自分の周囲から社会までの不満や疑問への解答に近いものを得られたような気分になった。砂粒のような自分だけども、こんなこと考えているのは私だけじゃないんだッ、という共感を得たという感覚か。

    人間の進化はどうあったって一本道なのだ。良い進化だったのか。原始的な存在でいた方が幸せだったのか?!なんて下らない疑問なのだ、結局。
    生まれる時は祝福されるのに、自然に死ねず疎まれながら死なない生物に成り下がる存在が人間だ、なんて不自然な人間社会を作ったのも必然なのだ。
    だけどもまだ僅かに救われるような面白い将来を、筆者は描いてくれている。

  • 星新一と違ってウェットで含蓄に満ちた小松左京らしいショートショート。初出は恐らく1960年代後半で、ちょうどその頃のサザエさんと同じく月旅行" "選挙" "レジャーブーム"が主ネタ。選挙への無関心、二十世紀テーマパーク、アホにプレゼンと今でも通用するネタも。全体にかなり辛口で際どい。

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著者プロフィール

1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒。SFマガジン掲載の「易仙逃里記」で商業誌デビュー。以後「空中都市008」「復活の日」「アメリカの壁」など、鋭い視点で時代を予知的に描き出した作品を次々と発表し、今なお読み継がれるSFの名手。「日本沈没」は上下巻あわせ400万部を超え、社会現象を巻き起こした。星新一、筒井康隆と並び、日本のSF御三家と称される。

「2018年 『復活の日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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