対談 サラリーマンの一生―管理社会を生き通す (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041310182

感想・レビュー・書評

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  • 印象に残ったのは、以下の文章。

    1)「病気」と「浪人」と「投獄」と「左遷」

     ・一流人で思いやりのある人物、人間性の豊かな人物
       → この4つの全てか、いくつかを経験している。

     ・日陰の道を歩んだ体験から、どう努力して陽の当たる道へ復帰してきたか、その過程で人間的な幅や厚みが形成されていく。

    2)大蔵省の次官になる人は、わりあい大病の経験者が多い

     ・激しい競争社会なので落伍しそうだが、大病した人の方が、人間的に大きくなって次官までなる。

    3)理想の職業

     ・最初からあるんじゃなくて、自分自身で作り出すもの。

     ・その仕事を理想とするかどうかは、自分の努力。

     ・松永安左ェ門:株屋 → 石炭 → 「電力の鬼」
      「結局、長くやっている結果として、使命感が出てくる。

    4)順境も逆境も楽しむ人間、それが「真楽」

     ・何をやってもうまくいかない時は、何もやらないのが一番。

     ・「窮しては、その為さざるところを視る」
      困窮したときは、じっとその中に沈殿し、何もしないで、ひそかに自分自身を磨く。

  • なるほど

  • 発行は古いが内容はいまでも生きている。お勤め人だけに限らず まさに人間学の考察はいつの時代でも面白い

  • 城山三郎と伊藤肇の対談本。

    色々と格言になりうる良い話が沢山入っています。

    知識、見識、胆識の話は印象的だった。

    折り目を付けて、何回か読み直すのが良さそうな本です。

  • 08/23

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著者プロフィール

城山三郎(しろやま さぶろう)
1927年8月18日 - 2007年3月22日
愛知県名古屋市中区生まれ。大日本帝国海軍に志願して入隊し、特攻隊の部隊に配属されたが、訓練中に終戦となった。東京産業大学(一橋大学の前身)を卒業後に1963年までは大学講師を務めながら作家活動を続けていた。経済小説を一ジャンルに格上げした先駆者のひとり。伝記小説、歴史小説も多い。
1957年に『輸出』で第4回文學界新人賞、1959年『総会屋錦城』で第40回直木賞、同年『落日燃ゆ』で吉川英治文学賞と毎日出版文化賞、1996年『もう、きみには頼まない 石坂泰三の世界』で第44回菊池寛賞をそれぞれ受賞。2002年に朝日賞を授与される。
代表作としては上記作品に加え、二度テレビドラマ化された『官僚たちの夏』、妻との想い出を描いた遺稿のエッセイ『そうか、もう君はいないのか』、よくタイトルが人物評としても用いられる、『粗にして野だが卑ではない』が挙げられる。

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