透明受胎 (角川文庫)

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感想 : 3
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  • 本 ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041312049

感想・レビュー・書評

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  • SFミステリ。昭和40年に出た本とは思えないほど新鮮に読める。「あの戦争から二十年」とあったり。表紙がカッコいい。

  • ミステリーだけれども謎解き部分が
    イマイチ多くないのでSFに分類します。
    事件はあるものの大きなウェイトを占めるわけでもないですし。

    ある不思議な女性、にまつわるミステリーです。
    とにかく不思議で仕方ないので
    女性はあこがれるでしょう。
    いつまでも若々しいのですよ!
    でも残念、リスクがあるのです。
    (人によっては絶対に拒否するはず)

    真相はと言いますと…
    女性受けは最悪です。
    聞きたくもない真相であること間違いなし!!
    でも、ちょっとあっさりしすぎたかな。

    最後のオチに「アッ」と
    なる作品でしょう。

  • 実験中の事故により、顔面を失った主人公。「素顔にしか見えない」仮面を作り出し、「自由の消費」を試みようとするが…

    ねちっこい主人公ですね。
    最初から最後まで飽きずに読めました。
    ラストも好きだな。
    SFミステリーとのこと。

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著者プロフィール

佐野洋(さの・よう):1928-2013 推理作家。昭和3年5月22日生まれ。昭和28年読売新聞社入社。33年「銅婚式」が「週刊朝日」と「宝石」共催の懸賞小説に入選。翌年「一本の鉛」を発表し,作家専業となる。40年「華麗なる醜聞」で日本推理作家協会賞。48年-54年日本推理作家協会理事長。「透明受胎」「轢(ひ)き逃げ」など,斬新な着想による本格推理に定評があり,平成10年第1回日本ミステリー文学大賞。21年菊池寛賞。著作はほかに「葬送曲」「推理日記」シリーズなど。平成25年4月27日死去。84歳。東京出身。東大卒。本名は丸山一郎。

「2023年 『見習い天使 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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