あかん男 (角川文庫)

  • 角川書店 (1975年1月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041314043

感想・レビュー・書評

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  • 「へらへら」、「さびしがりや」が良かった。

  • 本当に出てくる男はあかん男ばっかりですね。
    ただし、最初のお見合い20連敗の男性は
    かわいそうといえばかわいそうです。
    別にはげていようが私は関係ないぜ!!

    それと特に男らしさが出ているのは
    下手なスケベ心を抱いてことごとく粉砕する
    男たちの悲哀を描いた「プレハブ・パーティ」
    そんなにうまくはいかないものですよ~。

    お勧めはある古典を基にした
    「かげろうの女」です。
    男も弱いけれども女も弱いです。
    ほれてしまったが最後、すべて骨抜き。

    それでも慕い続けるいじらしさが
    また悲しさを誘います。

  • 表題作は、何度も見合いを繰り返すも失敗、若い甥っ子に先を越されてるおっちゃんのお話。

    ものも食べず、ご飯の支度やら洗濯やら勝手にしておいてくれて
    それが済んだらすっとどこかへ消えてくれてて
    人肌恋しい夜になったら出てきてくれるような、、、
    ってそんな女がどこにいるか~!ってツッコみたくなる。笑

    他にもいろいろ。。かなわんなぁ、、というところ。

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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