田辺聖子の小倉百人一首 (角川文庫)

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レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041314241

感想・レビュー・書評

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  • 最近話題の「うた恋い」の参考資料でもある。古文・古文法に抵抗のある中・高校生の時に出会いたかった。

    著者が隣人と語らうような気軽な文章で、歌の訳、作者の歴史的背景、著者個人の解釈やいくつかの学説も参考までに、さらりと教えてくれる。
    一首につき4ページくらいなので、読むのが遅い人、飽きっぽい人でも、1日一首ずつ。中高生は朝読書の時間におすすめ。
    所々に出てくる熟語は、広辞苑をひけば、だいたい載っているので無問題。
    著者も「まず口に出して和歌自体を覚え、意味や含蓄、背景はあとから考える、調べるほうがいい」という考えを持っているようだし、純粋に和語のやわらかさや美しさ、日本人の「言葉への情熱・遊び心」がいかに凄かったかを感じ取れればいいんじゃないかな。

  • 何年ぶりかの再読。軽妙な会話を含むエッセイで一首ごとの背景を簡単に説明した百人一首の入門書。織田正吉「絢爛たる暗号」に影響を受けている。
    初版1989年の本だけあって「冗談じゃないわ いやァねえ」等、現代語の会話パートに古さを感じてしまう。かえって歌の解説部分の、古典教養に裏付けられた典雅な文の方が古びない。「桃尻語訳枕草子」も、いま読んだらどうだろうか。

  • 私の百人一首の教科書です。この本で百首すべて覚えました。
    作者の人物像、時代背景などがわかりやすく解説してあります。
    子ども向けの「歌がるた小倉百人一首」もおすすめです。

  • 聖子ちゃんの源氏物語が好きなので百人一首の訳を読もうと思ったとき、まず聖子ちゃんが思い浮かびました。
    1から順番に聖子ちゃんが丁寧に訳してくれてます。
    若い頃は全く興味がなかったけど 今読むとじーんと心に響く。
    百人一首が愛される所以かな。

  • 普段は古典なんて読まないのにふと気になって手にとった一冊。
    恋に関してはいつの時代も想う気持ちは同じなんだなと少し親近感。

  • 田辺聖子さんによる百人一首の解釈、そして何よりも現代語訳が大変美しく鳥肌ものです。
    この本を通して、より好きになる和歌がたくさん生まれてくるのではないかと思います。

  • 百人一首の一節が出てくる度に辞書代わりに読むと面白い

  • 一首づつストーリーが語られていて、百人一首をとても身近なものに感じられる。

  • 2012.8.19 日経あさのあつこ推薦

  • この本をきっかけに、一時、万葉集や百人一首にハマった。1000年以上の前の人たちの歌に共感できるってすごい。特にこの本の中で紹介されている和泉式部の歌は、現代に生きる私が読んでも共感度が高くて驚くばかり。人の営みって意外と変わらないものだなあと思った。

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著者プロフィール

1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』『田辺聖子の小倉百人一首』など著作多数。

「2017年 『私の大阪八景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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