田辺聖子の小倉百人一首〈下〉 (角川文庫)

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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041314265

感想・レビュー・書評

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  • (2016.05.14読了)(2014.07.14購入)
    百人一首の51番から100番までが解説してあります。
    平安女流文学の面々と『平家物語』に登場する方々の和歌が多く含まれています。
    『蜻蛉日記』の右大将道綱の母
    『和泉式部日記』の和泉式部
    『源氏物語』『紫式部日記』の紫式部
    大弐三位は、紫式部の娘
    『枕草子』の清少納言
    崇徳院、待賢門院堀河、西行法師、法性寺入道前関白太政大臣、等は、『平家物語』の登場人物です。
    日本の古典をあまり読んでいない方にとっては、古典への入門になると思いますし、日本の古典を読んできた方にとっては、知っている人たちに再会したような気になれるでしょう。

    ●『枕草子』と『蜻蛉日記』(23頁)
    あっけらかんと面白くってその実、ピリッとからくて、という『枕草子』がいい。しんねりむっつり深刻に思い込み、邪推と嫉妬と意地の張り合いに身をすり減らすという『蜻蛉日記』はいっぺん読んだらたくさん、という気がする。
    ●オトナの男(95頁)
    男が若い女ばかりに関心を持つのは、種族保存のオスの本能でっせという説を男たちは信じているが、なーに、おとなの女と丁々発止とやり合う自信がないだけのことである。一人前の女とチャンと渡り合い、言い寄ったりはねつけたり、恋させたり恋したり、ということができるのこそ、大人のオトコの貫禄というものであろう。
    ●月影(183頁)
    影は光ですよ、月影は月の光

    ☆関連図書(既読)
    「私の百人一首」白洲正子著、新潮文庫、2005.01.01
    「田辺聖子の小倉百人一首(上)」田辺聖子著・岡田嘉夫絵、角川文庫、1992.12.25
    (2016年5月17日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    古くから日本人に愛された望郷歌、若々しい匂いやかな恋歌、機才・頓智が人気の歌、四季の風趣を愛で静かな情感をたたえた歌。王朝びとの風流、和歌のみやびを心ゆくまで堪能できる百人一首。私たち、現代人にも通じる感懐をうまく掬いあげ、千年を歌いつがれてきた、魅力の本質をユーモラスにユニークに抽出した、楽しい百人一首入門書。

  • 上巻に同じ

  • 岡田嘉夫さんのイラスト入り「カラー版」。文章だけのものをずいぶん前に買ったのが行方不明中。たまたま本屋でこの絵入りを発見してまた読み出しました。
    前回は百人一首を暗記するために買ったのに、作者の解説に惹き込まれて覚えやしなかった。今度もだろうな…。

  • 書展に出展するお題を探すために読みました。でも、ほんとは文庫じゃなくて大判の方。すごく面白くて、世界に引き込まれました。これで改めて古典に嵌った。岡田さんの挿絵が素晴らしすぎます。読むなら絶対このカラー挿絵版。

  • というわけで↓の下巻。
    小さいころから百人一首は大好きだけど、その頃は女性のばかり好んでいたのを覚えています。
    今読むと、長からむ・・とかちょっと怖いとこがまたいい!

    2008,january

  • カラー版。面白い解説に、岡田氏の美麗挿絵

  • 分かりやすい周辺説明のある百人一首。教科書読むくらいなら・・・

  • いつか全部暗記できる日がくるのでしょうか・・・

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著者プロフィール

1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』『田辺聖子の小倉百人一首』など著作多数。

「2017年 『私の大阪八景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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