ほどらいの恋 お聖さんの短編 (角川文庫)

  • 角川書店 (2000年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041314302

作品紹介・あらすじ

真面目が取り柄のオトーサンが十年間も浮気をしていたことに揺れる主婦。中年女のなで肩を水蜜桃のようだと愛した老人。ちょうどよい加減、「ほどらい」の男女の喜び、悲しみをユーモラスにしっとりと描く。

みんなの感想まとめ

多様な恋の形を描いた短編集は、ユーモアとしっとりとした情感が絶妙に交わり、読者に心地よい余韻を残します。主人公たちは、自分だけの幸福を追求するのではなく、常に相手を思いやる姿勢を持っており、その思いや...

感想・レビュー・書評

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  • 求めていた大人の恋、とちょっと違った。
    ただその一言に尽きる

    2023.6.7
    94

  • 短編集。田辺聖子さんの描く人物は男女共にさっぱりしてて、それこそ「ほどらい」を大切にしていて魅力的。
    「ほどらいの恋」と「舌ざわり」が特に良かった。
    「舌ざわり」、えろいけどほどらいのエロさ。

    こうして田辺聖子さんの作品ばかり読んで実際の関西の男の人とかかわっていないから私の中に「関西男子」というファンタジーが育っていく・・・。

  • 比ゆ表現、時空間表現など、さすがベテランと唸る箇所がたくさんあった。

  • 田辺聖子初読
    女とはかような生き物であるなぁと納得してしまった。

  • 短編集。
    田辺聖子さんの話は明るいのがいいです。
    不倫の恋だって、明るい。
    それと、たぶん美形じゃない人たちゆえの愛嬌が
    話にぴったりなのです。

    「ほどらいの恋」も、煮え切らない男なので、
    見方によっては不幸な恋ですが、
    このデートがまた、楽しそう。

    田辺聖子さんは、
    後の作品のほうが、恋愛の楽しさが出てて好きです。

  • 物語は人間関係なのだと最近気付きましたが、恋愛は人間関係の極み。
    二人の価値観だけでなく、運やタイミング、現在や過去が係わってきます。
    そして究極は二人の距離感。
    好きなのに思いを伝えられなかったり、正直になれなくて誤解されてしまったり、タイミング悪く他の女性が好きだと言われてしまったり、相手の本心が分からなくてやきもきしたり……。
    そういう緊張感なんだな、恋愛小説って。
    そのドキドキを楽しむのだ。

    最後の三作が好き。
    お見合い第一号にまつわる『ラストオーダー』、
    不思議な出会いを描いた『篝火草(シクラメン)の窓』、
    素直になれない女の子の『週末の鬱金香(チューリップ)』。

  • やっぱり好き。

  • お聖さん節満載。

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著者プロフィール

昭和3年3月27日、大阪府に生まれる。昭和22年樟蔭女子専門学校国文科卒。小説家。直木賞選考委員。昭和39年「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)」で芥川賞を、62年「花衣ぬぐやまつわる…」で女流文学賞、平成5年「ひねくれ一茶」で吉川英治文学賞、6年菊池寛文学賞、7年紫綬褒章、10年「道頓堀の雨に別れて以来なり」で読売文学賞、14年キワニス大阪賞など、多数受賞。12年文化功労者となる。作風は巧みな大阪弁で夫婦あるいは男女の機微と生態を描くものが多い。近著に『武玉川・とくとく清水』(平14 岩波書店)『女のおっさん箴言集』(平15 PHP研究所)など。

「2004年 『久保田淳座談集 心あひの風 いま、古典を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田辺聖子の作品

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