誰か故郷を想はざる (角川文庫 3073)

  • 角川書店 (1973年5月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784041315040

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プレミアム

みんなの感想まとめ

自伝的エッセイ集は、特に少年期や青年期の青森時代を中心に描かれ、著者の豊かな言葉選びが際立っています。幼少時代の美化された記憶や、独特のエピソードが織り交ぜられ、深い思索を促す内容が魅力的です。特に「...

感想・レビュー・書評

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  • 1968年の寺山修司作品を、1973年に文庫化したもの。文庫版は、「誰か故郷を想はざる」に「東京エレジー」を追加した二部構成になっています。
    記憶の中でかなり美化されたであろう幼少時代から少年時代を描いた「誰か故郷を想はざる」は、言葉選びのセンスに非凡な才能を感じさせられます。寺山修司監督映画『田園に死す』の原作、と言ってもいいかもしれません。
    競馬、パチンコ、ボクシング、学生運動などについて書かれたエッセイ集の「東京エレジー」は、完全に添え物。「誰か故郷を想はざる」と同じ熱意で読むことはできませんでした。

  • 自伝的エッセイ集。東京時代より、少年期、青年期の青森時代のエッセイの方が個人的には興味深かった。また、血は立ったまま眠っている、や、母親が産み捨てられ、産みの父に返され、そこからまた別のところへ引き取られたエピソード、部屋代を天国に送れればいいのに、などなど、他の作品でも繰り返されるモチーフは、ここから派生したのかな、と思った。「生が終わって死が始まるのではない。生が終われば死もまた終わってしまうのである。」「賭けない男たちとは魅力のない男たち」などの断章。賭博とは、自分の生とか死をどれだけ客観視できるか、という試練でもある、という警句、片手にヴァイオリン、片手にボクシンググローブを抱えて80歳で死んだ老ボクサーも印象に残るシーン。

  • 悲しすぎず、美しすぎず、詩的で私的でない。みたいな。かなり品を欠いた表現もあるし。それが面白いんだけど。

    触ってみるまでわからないものですね。
    僕が寺山修二を読むときは、「無頼漢」な気分になりたいときです。

  • 再読。時どき寺山修司を読みたくなる。「書を捨てよ、〜」も読もうかな。

  • 県民としてものすごいシンパシーを感じたのだ!

  • 寺山作品は、コレしか読んでない。コレ以降読んでみたいと思わなかったのかも。

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著者プロフィール

寺山 修司(てらやま・しゅうじ):1935-83年、青森県弘前市生まれ。早稲田大教育学部に入学(後に中退)。歌人・劇作家、評論家など多岐のおよび活動。劇団「天井桟敷」を主宰。著書に『家出のすすめ』『書を捨てよ、町へ出よう』など。

「2025年 『街に戦場あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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