馬敗れて草原あり (角川文庫 て 1-11)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041315132

感想・レビュー・書評

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  •  競馬に関するエッセイ集である。かなりボリュームがある。

     かの有名な「競馬が人生の比喩なのではない。人生が競馬の比喩なのだ」が書かれているのもこの本。他、競馬と世相とを絡めたエッセイを多数収録している。読ませるものもあれば、少々退屈なものもあり、全体的に見ると、無秩序に盛り込み過ぎな嫌いはあると思う。

     寺山修司が現代の競馬を見て何を思うか。ちょっと興味がある。コスモバルクは愛されていたか。ウオッカとダイワスカーレットはどちらもあまり好みではなかったのではないか。

  • 私が競馬をはじめた時には、もちろん寺山修司氏は鬼籍にはいっていました。
    馬が走るたびに、寺山修司だったらこの馬をなんとたとえるだろうかと思います。振り返ってみても仕方ないですけど。

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著者プロフィール

寺山修司(てらやま・しゅうじ):1935年、青森県生まれ。54年「チェホフ祭」で短歌研究新人賞特選を受賞、脚光を浴びる。早稲田大学教育学部在学中にネフローゼを発病、4年間の療養生活を送ったのちに劇団、演劇実験室「天井棧敷」結成。劇作家・演出家として活動するかたわら、映画監督、詩、小説、批評、歌謡、競馬評論など、国内外で様々な分野の才能を発揮した。83年5月、旺盛な仕事のさなかに逝去。

「2023年 『さみしいときは青青青青青青青』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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