ポケットに名言を (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 2943
レビュー : 283
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041315248

作品紹介・あらすじ

世に名言、格言集の類は数多いけれど、本書ほど型破りな名言集は珍しいのではないか。歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフあり、かと思うと、サルトル、サン=テグジュペリ、マルクス…。しかつめらしく覚えたり、読むのではなく、Tシャツでも着るようにもっと気軽に名言を自分のものにしよう!思い出にすぎない言葉が、ときには世界全部の重さと釣り合うことがあるのだから。異彩を放つ、真にユニークな書。

感想・レビュー・書評

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  • 何時ぞやのアメトーークの読書芸人で紹介されてて、読んでみました。
    一度全部読んで、後はその日の気分で自分に合ったページを読み返すと深まるし、ぐっと来ます。素敵な1冊に出会えました。

  • 「書を捨てて街に出よう」
    といった人が、
    「ポケットに名言を」
    ときたので、これは読まずにはいられない。

    たしかに、感銘を受けた名言がいくつか載っている。

    自分で、自分の気に入った名言集を作って、
    ポケットにいれておきたいと思った。

    今日から、ひとつづつあつめて、3年後に、1000名言があつまったら、
    自分の集めた名言集を出版しよう。

    「ポケットに名言をII」

  • 高校の時初めて読み感銘を受け、その後も何度か拾い読みを続けてきた本。
    「アメトーーク/読書芸人」でスピードワゴン小沢さんが、この『ポケットに名言を』を人にあげたくなる本とお話しされ、一緒に見ていた娘が興味を示したので、本棚から引っ張り出しました。
    今は、娘が酸化してまっ茶色の本を読んでいます。

  • 2018年、23冊目は、主に隙間読書用にしていた、寺山修司。

    20年以上前に出会っていてもおかしくなかった一冊。まさか、寺山がその生涯を終えた年齢を越えてから読むことになろうとは……。

    寺山が、その審美眼で集めた、古今東西の名言集。ドストエフスキーとブルース・リーの台詞が、西田佐和子の歌と太宰治が並んでる名言集なんてそうそうあるもんじゃない。

    寺山のセンスを裏打ちするのは、広げられたアンテナと、そこにかかったモノを書き留めておくという一手間。

    平成という時代が終わろうとしている、現在。昭和はどんどん遠ざかっていく。それでも、1970年代に編まれた名言集は、未だに機能している。

    もちろん、人により、受け取り方も様々。全弾命中というわけにはいかない。しかし、時に切り裂き、突き刺し、エグる。そんな言葉達も用意されている。

    肩肘張らず、カジュアルに持ち歩く。隙間読書用にも、ジャストな一冊。

  • 名言ものが好きで久しぶりに読んでみた1冊。寺山修司さんの名前はよく知っていたものの、文章に触れたのは初めてかも。演劇からも多くの名言がピックアップされていて、かつての偉人の言葉だけでなくそういう分野にも受ける刺激はあるよなぁと改めて。演劇の名言(名台詞?)については、前後の文脈も含め生で聞いた方がより心に残るんだろう。ひとつ印象に残ったものをあげるなら、「喧嘩の良いところは仲直りができること」という言葉。子どもの頃にこういう言葉を教えてもらっていたとしたら、もっと仲直りはスムーズだったかもしれないな、とか。

  • もっと寺山修司を知りたくて手に取った本であったはずなのに読み進めるうちに「しまった…、これらは寺山の言葉ではない…」ということに気づいて若干落胆したタイミングもあったのだが無事持ち直して読了。

    終盤に来たところで彼自身の言葉も収録されていたことに素直に喜びつつ、やはり彼のシナプスを通り抜けて選別された言葉の群れに触れられたのは幸運だったと感じられた。彼自身による改訂新版あとがきのなかにはその際に改めて選出しなおした背景も語られており、その「交友録を公開するように…」という表現がかなりすとんときた。

    これからもポケットに入れて持ち歩いてみよう。

  • 寺山修司の記した名言集の言葉に圧倒される。読んだことのない著者や読んだことのない書物に感動しながらページをめくる手が止まらない。時々戻り繰り返し読み返し、暗唱するように頭の中で声を発し、また元のページから読み進める。それが止まらない。連なるようにしてその作業が行われ、読み終わる。

  • 難しい。
    理解できなかった。
    理解しようとするものじゃないのか。

  • 以下、好きな言葉抜き書き。 「火を消すには火をもって為せ」「「…したい」などという心はみな捨てる。その代わりに、「…すべきだ」ということを自分の基本原理にする。そうだ、ほんとうにそうすべきだ。」 「五十歳までは、世界はわれわれが自分の肖像を描いていく額縁である。」 「ぽかんと花を眺めながら、人間も、本当によいところがある、と思つた。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だもの。」

  • 何度も読み返してその度に素敵なことばを見つけられる。

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著者プロフィール

作詩:歌人・詩人。

「2018年 『混声合唱(または重唱)とピアノのための ヒスイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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