寺山修司少女詩集 (角川文庫)

  • 角川書店 (2005年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041315279

作品紹介・あらすじ

忘れられた女がひとり、港町の赤い下宿屋に住んでいました。彼女のすることは、毎日、夕方になると海の近くまで行って、海の音を録音してくることでした……少女の心の愛のイメージを描くオリジナル詩集。

みんなの感想まとめ

独特の雰囲気と幻想的な表現が特徴の詩集は、少女の心の愛や幻想を描き出しています。読者は、可愛らしさや甘酸っぱさを期待しつつも、どこか不気味で残酷な要素に引き込まれることに気づきます。短い言葉の中に鮮明...

感想・レビュー・書評

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  • 途中です。

    こわい。不気味。
    おもってたのと、、、違うんたけど。

    思ってたのは、ふわふわのお砂糖のような可愛さやせつなく甘酸っぱい青春のヒトコマ。
    男性が少女に抱く幻想をとことんなりきって自由に描いた女の子らしい女の子。

    トイレに行くたび少しずつ読んでいる。

    短時間だけど一瞬でこの世界に飛び立てる、というか、飛び込んでしまう。

    短い言葉だけど、頭の中にイメージが鮮明に湧く。

    すごい。

    でも、こわい。不気味。残酷。

    何か心を動かされることもなくはっとすることもなく、全ては完全なるフィクションで世界に浸るためだけのもののように感じる。

    実益がない感じが私にはするのだが、それこそが、文学性なのか。

    よく分からないけれど、まだ何かに期待しながら、違う本と取り替えることもなくトイレに行くたび、読み続ける。

  • ファンタジーな雰囲気のなかに妙にリアリティのあるワードが混ざり込んだりして、なんとも不思議な雰囲気の詩集でした。ひたすら鰐を飼ってみたりしていて、宝石について執着していて、着飾ることを覚えた少女たちがいろんな大人になっていく様子が詰まっているというか。
    前半よりも後半の詩のほうが洗練されていて(読み手の私が作風になれてきて?)読んでいて楽しかった。

  • 私たちが不可能だと思ってることが、詩の世界では可能になるんだなぁと思った。自由を感じることができた。

  • 1回読んだだけでは、恐らくその良さを深く理解できていないと思う。何回も読み返して、たった1つでも自分の心にスッと落ちてくるような詩があればそれでも十分なのではないか。

  • 「海」 の章が好きすぎる。「海を知らぬ少女の前に……」の1句は中学の教科書に載っていて、当時衝撃だった。その句が入ってるならと思ってこの本を買ったけれど、詩の一つ一つに対し、この句に出会った時みたいにドキドキした。晴れた海岸沿いの草原で海をぼーっと見ていると、変にドキドキしてしまって家に帰っても海のことを考えてたりする、その感覚を彼の言葉で体が思い出した。何度も読み返しています。

  • 中学生の頃から何度も何度も開いてる。海や涙など水に関する詩は寺山修司が1番。

  • 以前読んだ時よりも刺さる
    わたしの人生が無駄ではない証拠

  • これもまた読み応えのある詩集でした。
    寺山修司って方は、すごい才能の持ち主だったってことが
    たった一冊のこの詩集で、誰にでも難なくわかるのです。

    難しい言葉はありません。

    誰もが奥底に潜ませる匣に持っているような
    さみしさや悲しみ。
    追っても戻らぬ大事にしていたなにか。
    今、夜の隅から捧げたくなるような愛の言葉とか

    冬の海と空の風景とか

    巴里のあやしげな裏町やサーカスや
    良くできた機械人形に眩惑されるような
    取り返しのつかない酩酊感があるだけです。

    おそらく私もあなたも、よく見知っているはずです。
    扉を開けて、無垢で凶暴で、切なかった頃に
    出会いにいらしてください。

    お勧めです。

  • タイトルに惹かれて初めて読んだ寺山修司作品

    海のこと、猫の話、愛について、花にまつわる話
    好みの題材が沢山あって良かった

    言葉遊びが上手で、散文に見えるものでも音にするとまとまっていたり、意味がかかっていたりして面白かった(interesting)

  • 切ない気持ちにさせてくれる。寂しくなるような本。

  • 寺山修司さんの詩集はこれで2冊目だ。寺山修司さんの詩は読みやすく、そして考えさせられるものがある。途中で出てくる、だいせんじがけだらなよさ は圧巻だった。題名を伏線として、最後に答え合わせをするという構成が非常に素晴らしいと感じた。
    愛や恋についても、深く書かれており自分の中で新たな発見もあった。
    詩をあまり読んだことがない人でも、楽しめる1冊だろう。

  • ふむ

  • 寺山修司さんの作品はこれがはじめて。買ってすぐ惹きこまれて、もう2回読んだ。これからも何回も読むと思う。

  • 背ラベル:911.5-テ

  • やっぱり寺山修司の詩は好き

  • 言葉遊びが上手だなんて、詩人にとっては当然のことなのかな。普段ほとんど詩にふれないからほんとうに直感的でふんわりとした感想になるけれど、言葉と戯れている感じがして面白かった。海は涙でできているかもね。

  • 初めて読んだのに懐かしい感覚になった。少女への解像度が高い。あどけなさも無邪気さも妖艶さもみずみずしさも痛々しさも、全て数行の文章に、文字に閉じ込めてる。お気に入り書籍。

  • 寺山修司は人から理解されず孤独な人生を歩んだのかもしれないと思わされる詩集でした。

  • 寺山修司の思想の本質は命と悪だと思う。人間より人間であれというか。

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著者プロフィール

寺山 修司(てらやま・しゅうじ):1935-83年、青森県弘前市生まれ。早稲田大教育学部に入学(後に中退)。歌人・劇作家、評論家など多岐のおよび活動。劇団「天井桟敷」を主宰。著書に『家出のすすめ』『書を捨てよ、町へ出よう』など。

「2025年 『街に戦場あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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