- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041315309
作品紹介・あらすじ
けた外れの好奇心と独特の読書哲学をもった「不思議図書館」館長の寺山修司が、古本屋の片隅や古本市で見つけた不思議な本の数々。少女雑誌から吸血鬼の文献資料まで、奇書・珍書のコレクションを大公開!
感想・レビュー・書評
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読書好きのための本。世界には変な本がたくさんあるんですね。もっと本が読みたい!と思わせてくれます。
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まさに知的好奇心のかたまり。
面白かったです。「幻想図書館」も読んでみたい。-
「まさに知的好奇心のかたまり」
眩暈がします!
アウトプットする人は、相当量のインプットが必要なんでしょうね。。。「まさに知的好奇心のかたまり」
眩暈がします!
アウトプットする人は、相当量のインプットが必要なんでしょうね。。。2012/11/07
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今昔古今東西の、不思議な人・モノ・事象を集めた本。何より、寺山自身の好奇心と教養(=読書量+行動量+分析力+筆力+感性)がすさまじい。全部は読めなかった。おもしろいんだけど、ま、私の人生や日々の暮らし関係ないことばかりなので。
・ファキル・・・昔、インドにいた本物の魔術師。昔は権威を越えるものとして存在していたものが、現代のマジシャンはエンターテイメントに成り下がっている。
例)ロープがするすると立ち上がってゆき、少年がそれを登って行って空中で消える魔術=ファキルの至芸
・サディズム・・・こうした背徳的な大人の絵本が、単調で怠惰な日常生活を、空想によって活性化する -
よくもこれだけ多彩な本を見つけてくるなあ、と。以下、食指の動いたエピソードや本など。/稀代の魔術師フーディーニが日常の現実では裏切られ続け、貧乏暮らしをしていたギャップ。「何も女のロボットを登場させなくても現代社会では女は皆「ボッコちゃん」にされているのです」と言う女子大生。ボルヘスが、すべての人間が迷ってしまうような迷路を作るために世上の権力を投げ打った一人の中国人を描いた、その迷路は本だった、という小説、読んでみたい。/ディック・フランシス「Best racing & chasing stories」/騙し絵対決/浴場における饗宴/吸血鬼の始祖という説もあるバソリー夫人/王がなぜシェラザードを抱かなかったのかのいくつかの推測/ポオが生前好んだルソー「新エロイーズ」の一句「あるものを否定し、ないものを説明するのさ!」/
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新書文庫
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ゆっくりゆっくり読み終わりました(途中何冊か併読してたので)。
寝る前に適当な一章を開いて読むのがお勧め。
一気読みはもったいないです。 -
2016 1.19 星野リゾート青森屋ライブラリースペースにて
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タイトルにひかれて。
著者が見つけた不思議な本についてのお話。
海外の本がメインだけど、挿絵とかだけでもいいから読んでみたいなー。 -
再読。
★4と★3で迷う。
昔若いころ読んだ時であれば間違いなく★4だったんだけど、歳を経た今、微妙なところもあり。
でも自意識と美意識は創造する人たちにとってはきっと不可分なものなんだろう…、という理解と、
面白いは面白いので、まあ★4で。
3.5が可能なら3.5かな。
取り上げられている本には悪趣味なものもあり、それが時代を感じる。
今はいろいろと難しいだろうなー…と。
そんなノスタルジーを感じさせる一冊。
寺山修司の社会・時代への姿勢も伺わせる。
この時代はもっと自由だったに違いない。
本の内容とのギャップがあるのではないですか?
本の内容とのギャップがあるのではないですか?
そしてフォローまで!
この本は確かに表紙と内容がぜんぜん違いますね。
でも最近の角川文庫...
そしてフォローまで!
この本は確かに表紙と内容がぜんぜん違いますね。
でも最近の角川文庫ってたいがいそうだし・・と思っていました。(^^)
だいさんの本棚を拝見しました。
銭湯と読書についての本が充実していて、新たな世界を垣間見た気持ちです。
これからもどうぞよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いいたします。
東京では、日々、銭湯がなくなっているのです(廃業しているというこ...
こちらこそよろしくお願いいたします。
東京では、日々、銭湯がなくなっているのです(廃業しているということ)。月1件くらい(都内では900件くらいかな?)
表紙は時代と共に変わるのでしょね。
エログロ?なキーワードから美しい作品を作る寺山修司の感覚はすごいですよね!