近藤勇白書 (角川文庫 い 8-6)

著者 :
  • KADOKAWA
3.27
  • (0)
  • (5)
  • (9)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (562ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041323069

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 新撰組局長近藤勇が、新撰組に入る前の貧乏道場を営んできた時代から、死に際までを描かれた作品。新撰組の中では、土方歳三や沖田総司らを主人公に取り上げた作品を読んできたけれど、これは局長そのものを題材にしている。彼のどちらかというと、純朴な道場主から、幕臣に近い身分となり、やや性格が変質するところまで描かれていておもしろい。江戸においてきた、妻との関わりも、近藤勇の人格を描かれていて興味深かった。

  • (2004.11.11読了)(2004.09.29購入)
    近藤勇は、ご存知新選組局長である。

    ☆関連図書(既読)
    「新選組血風録」司馬遼太郎著、角川文庫、1969.08.30
    「新選組始末記」子母澤寛著、中公文庫、1977.03.10
    「幕末新選組」池波正太郎著、文春文庫、1979.02.25
    「燃えよ剣」司馬遼太郎著、文芸春秋、1998.09.20
    「壬生義士伝(上)」浅田次郎著、文春文庫、2002.09.10
    「壬生義士伝(下)」浅田次郎著、文春文庫、2002.09.10
    「新選組意外史」八切止夫著、作品社、2002.09.30
    「沖田総司(上)」三好徹著、学研M文庫、2003.01.20
    「沖田総司(下)」三好徹著、学研M文庫、2003.01.20
    「定本 新撰組史録」平尾道雄著、新人物往来社、2003.03.20

    (「BOOK」データベースより)amazon
    幕末動乱のとき、真剣なら無類の強さを発揮する天然理心流の道場主・近藤勇は、志を同じくする土方歳三、沖田総司らと江戸から京に上り新選組を結成、尊皇攘夷、倒幕を画策する長州や薩摩など西南雄藩の活動家と闘う。芹沢鴨一派との内部抗争を経て、京の池田屋に長州藩の過激派を襲い、天下にその名を轟かせるが…。幕府瓦解の前夜、一瞬の光芒を放った新選組。その局長、近藤勇の激闘の日々と隊士との交情を熱く描く傑作。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×