男のリズム (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 127
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041323243

作品紹介・あらすじ

東京下町に生まれ育ち、仕事に旅に、衣食に遊びに、生きていることの喜びを求める著者が機械と科学万能の世の風物に一矢を報い、男の生き方のノウハウを伝える。

感想・レビュー・書評

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  • "作家池波正太郎さんの生き様の一端をかいま見ることができるエッセイ。彼の作品で、私が好きな小説は「剣客商売」。
    死を意識して生きる。人が死ぬのは当たり前のことだが、それを意識して生きることは難しい。明日死ぬことがわかっていたら、最後の1日の過ごし方は日常と違う行動をとるだろう。死を見つめて生を感じ続けた人が池波さん。
    池波さんの小説を読みたくなる本。"

  • まさに「男のリズム」。ダンディというよりは粋。ザ・東京の男。40年位前に書かれたエッセイだけど、今読んでもいい!

  •  ひとりの人間の「人生」は、たった一つしかない。この非常に味わい深い一文で始まるエッセイ。死ぬ為に食べ続けるという矛盾を楽しむ。人生は一度しかない、だからこそ、仕事も思いっきり、食うことも思いっきり、住む家も大切にすること、この頑固なまでのポリシーを感じることができる。
     仕事は半年から3ヶ月かけて調整しているという。小説やエッセイだけだなく、劇の脚本も手がけているのだから多忙である。十一時頃に目覚めて、カルピスを飲んでトイレへ。その後朝食をとってから散歩に出かける。その間に、今日の仕事のイメージが出来上がって、一気に取りかかる。十一時にはフロに入り、三時まで。最後はウイスキーを飲んで、たまにはゆっくり音楽を聴いたりするそうだ。これは、現代のビジネスパーソンにも通じる。段取りを頭の中で描いて、一気にやるとげる。リラックスする時間もきっちりとれている人は、やっぱり仕事もできるのだ。

  • 全ての人間に確実なことは死である。

    人は生まれてすぐ死に向かって生きていく。

    そう思って毎日を生きていくと、時間の使い方も変わるだろうか。

  • 【本の内容】
    東京の下町に生まれ育ち、仕事に旅に、衣食に遊びに、生きてゆくことの喜びを求めてやまぬ池波正太郎の名エッセイ。

    友人、知人、思い出の人々、生起するさまざまな出来事を温かく、生き生きと描いて興趣つきない滋味たっぷりの一冊!

    人は変わり、世は移るとも、これだけは絶対に変わらぬ男の生き方を綴った必読の十二章。

    [ 目次 ]
    劇場

    食べる
    着る
    散歩
    映画
    最後の目標
    26年前のノート
    家族
    私の一日



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    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 仕事、食事、旅等池波さんのこだわりのエッセイ。
    この「男のリズム」は池波さんの人生哲学が煮詰められている。

  • 内容は「男の作法」と重複するところが多いが、こちらのほうが筆者の作品引用段落がなく読みやすい。

  • 味わい深い。

  • 芝居と、映画と、食道楽、、、特別贅沢ではない娯楽を存分に堪能している生活にあこがれる。

  • エッセイ。読むと少しは参考になるのでは?

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著者プロフィール

池波正太郎

大正十二年(一九二三)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和十九年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、二十一年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。二十三年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、三十五年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、五十二年に吉川英治文学賞、六十三年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成二年(一九九〇)五月死去。

「2021年 『食卓のつぶやき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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