江戸の暗黒街 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 53
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041323274

作品紹介・あらすじ

ひくく声をかけて、いきなり女に飛びかかった小平次は、恐ろしい力で首をしめあげ、すばやく短刀で心の臓を一突きに刺し通した。その時、恐怖に引きつった青白い顔でじっとみつめる少女と顔を合わせてしまった。「見られた…。生かしてはおけない」男は江戸の暗黒街でならす名うての殺し屋で、今度の仕事は茶問屋の旦那の妾殺しだったのだ…。色と欲につかれた江戸の闇に生きる男女の哀しい運命のあやを描いた傑作集。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸の下町で起こる様々な殺人事件を舞台に男と女の色恋、不倫、そして権力欲、仇討ちの双方の悲惨さなどの短編集。殺しの依頼が頻繁に登場しますが、この時代はいかにも物騒、と思いつつも、今の時代と変わらない人の罪深さに、臨場感があるのは皮肉なことです。面白かったのは殺しを見てしまった少女の心のうち「おみよは見た」、女の復讐への情念の恐ろしさと人生の大逆転が皮肉な「女毒」などです。

  • 2010/07/31讀畢

    ★★★☆

    這本書正如書名,池波作品裡耳熟能詳的香具師元締紛紛登場,還有許多的殺手。「縄張り」這篇是讓人眼花撩亂的黑吃黑故事,我也最喜歡這篇。池波的暗黑街怎麼讀都不厭倦~。

    ◎おみよは見た
    ◎だれも知らない
    ◎白痴
    ◎男の毒
    ◎女毒
    ◎殺
    ◎縄張り
    ◎罪

    (316page)

  • 8編の短編時代小説。江戸の闇それは人の闇か。男と女の哀しい関係。

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著者プロフィール

池波正太郎

大正十二年(一九二三)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和十九年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、二十一年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。二十三年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、三十五年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、五十二年に吉川英治文学賞、六十三年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成二年(一九九〇)五月死去。

「2021年 『食卓のつぶやき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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