近藤勇白書 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 161
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041323328

作品紹介・あらすじ

幕末動乱のとき、真剣なら無類の強さを発揮する天然理心流の道場主・近藤勇は、志を同じくする土方歳三、沖田総司らと江戸から京に上り新選組を結成、尊皇攘夷、倒幕を画策する長州や薩摩など西南雄藩の活動家と闘う。芹沢鴨一派との内部抗争を経て、京の池田屋に長州藩の過激派を襲い、天下にその名を轟かせるが…。幕府瓦解の前夜、一瞬の光芒を放った新選組。その局長、近藤勇の激闘の日々と隊士との交情を熱く描く傑作。

感想・レビュー・書評

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  • ※2010.8.23売却済み

  • 池波先生がぱっつぁん好きすぎて笑える。近藤主人公の歴史小説だけれども、永倉が準主役としか思えないくらい脚光が当てられています。オリジナルの人物を登場させたりなどしていて、フィクション性が強い仕上がり。ただ史実をなぞり物語化しただけの小説よりは独創的で面白い。

  • どこか淡々としていて
    読みやすかった。

  • 近藤勇の後半生は、幕府のため、新選組のためにあったと言っても過言ではない。
    強いところも弱いところも、驕り高ぶったところ、女に溺れたところも、全てをひっくるめて人間味溢れる近藤勇が描かれている。

  • 新選組局長・近藤勇が辿る、栄枯盛衰のドラマを綴った大長編。池波正太郎ならではの豊かな人物描写で、近藤勇、土方歳三、永倉新八、原田左之助ら隊士達が「本当にこういう人だったのかもなぁ」と思わせる。後半、薩長が台頭し幕府が瓦解していく時代の中で、新選組の積み上げてきた栄光がガリガリと削り取られていく様は辛い。どんなに偉くて格好いい人でも、しょせんは歴史の流れに乗って消えていく、小さい泡沫に過ぎんのであるなぁ……

  • 著者の『幕末新選組』を読了後に購入した本書。近藤勇の天賦のカリスマ性が伝わってくる。隊を率いて幕閣から認められるに従って尊大な言動が目立つ成上りの嫌な面も、伊東甲子太郎に下った藤堂を助けられずに悔やむ面も、全てが近藤勇なのだ。新選組の盛衰を描いた本書は、幕末・新選組オールスター総出演という感の時代小説となったのは、さすが池波さんだ。

  • 天然理心流の道場主・近藤勇の性格がとても良く解るように描かれている。幕末動乱の時代に京へ上り、結成された新選組。
    その局長として長州、薩摩などの雄藩との争い、又芹沢鴨一派との内部抗争等で苦悩しながらも、幕府のために行動する近藤。
    その局長の性格と生き様がとてもわかりやすく描写されている。
    「幕末新撰組」では永倉新八を描いた池波さん、この作品でも近藤と永倉の関係がうまく書かれている。

  • ≪作品紹介≫
    幕末動乱のとき、真剣なら無類の強さを発揮する天然理心流の道場主・近藤勇は、志を同じくする土方歳三、沖田総司らと江戸から京に上り新選組を結成、尊皇攘夷、倒幕を画策する長州や薩摩など西南雄藩の活動家と闘う。芹沢鴨一派との内部抗争を経て、京の池田屋に長州藩の過激派を襲い、天下にその名を轟かせるが…。幕府瓦解の前夜、一瞬の光芒を放った新選組。その局長、近藤勇の激闘の日々と隊士との交情を熱く描く傑作。

    ≪感想≫
    突拍子もないストーリではないが、池波正太郎の小説はいつも読みやすいしおもしろい。
    近藤勇が環境や状況で変化していくさまがよくわかる。他の小説では悪く思われがちの局長もこの小説でだいぶイメージが変わった気がする。

  • 近藤5土方2永倉2沖田1ぐらいの割合かな?幕末新撰組のほうが全然おもしろい…。こんなに永倉が派手な作品は初めてだった。斉藤は1ページだけ登場。鳥羽伏見の戦いからの展開が速すぎる。

  • この一冊を最後にちょっと新撰組を休みたいと思います。。。

    今まで読んだ新撰組関連の本の中で、「近藤勇」はちょっと良い印象がなかったのよ。。。特に最期とか。
    でも彼の信念のもとに人生をまっとうしたのかもしれないと思わせてくれた一冊です。

    自分の信念をバシーーーーーっと持って生きて行く
    信念を曲げないためには「死」しかないとなれば、それを選ぶ。

    彼や土方は極論だけど、そういう精神論嫌いじゃない自分がいます。

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著者プロフィール

池波正太郎

大正十二年(一九二三)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和十九年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、二十一年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。二十三年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、三十五年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、五十二年に吉川英治文学賞、六十三年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成二年(一九九〇)五月死去。

「2021年 『食卓のつぶやき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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