近藤勇白書 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2006年4月25日発売)
3.57
  • (12)
  • (23)
  • (42)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 192
感想 : 22
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784041323328

作品紹介・あらすじ

池田屋事件をはじめ、油小路の死闘、鳥羽伏見の戦いなど、「誠」の旗の下に結集した幕末新選組の活躍の跡を克明にたどりながら、局長近藤勇の熱血と豊かな人間味を描く痛快小説。

みんなの感想まとめ

幕末の動乱を背景に、新選組の局長近藤勇の人間性と成長を描いた痛快な歴史小説です。物語は、池田屋事件や鳥羽伏見の戦いを通じて、近藤の熱血な姿勢や彼にまつわる人々のドラマを鮮やかに描写しています。特に、近...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ※2010.8.23売却済み

  • 幕末期の動乱について、当然新撰組中心ではあるが、かなりわかりやすく進行していく。
    多摩の田舎の時の、無骨でいて親しみやすい近藤から、変わりゆく様を、暖かな目で取り上げていく。
    人気ある土方歳三の書籍は数多くあるが、近藤勇中心というのは、珍しいのではないか。全体を通して、近藤勇の人柄がよくわかる一冊となっている。

  • どこか淡々としていて
    読みやすかった。

  • 近藤勇の後半生は、幕府のため、新選組のためにあったと言っても過言ではない。
    強いところも弱いところも、驕り高ぶったところ、女に溺れたところも、全てをひっくるめて人間味溢れる近藤勇が描かれている。

  • 新選組局長・近藤勇が辿る、栄枯盛衰のドラマを綴った大長編。池波正太郎ならではの豊かな人物描写で、近藤勇、土方歳三、永倉新八、原田左之助ら隊士達が「本当にこういう人だったのかもなぁ」と思わせる。後半、薩長が台頭し幕府が瓦解していく時代の中で、新選組の積み上げてきた栄光がガリガリと削り取られていく様は辛い。どんなに偉くて格好いい人でも、しょせんは歴史の流れに乗って消えていく、小さい泡沫に過ぎんのであるなぁ……

  • 著者の『幕末新選組』を読了後に購入した本書。近藤勇の天賦のカリスマ性が伝わってくる。隊を率いて幕閣から認められるに従って尊大な言動が目立つ成上りの嫌な面も、伊東甲子太郎に下った藤堂を助けられずに悔やむ面も、全てが近藤勇なのだ。新選組の盛衰を描いた本書は、幕末・新選組オールスター総出演という感の時代小説となったのは、さすが池波さんだ。

  • 天然理心流の道場主・近藤勇の性格がとても良く解るように描かれている。幕末動乱の時代に京へ上り、結成された新選組。
    その局長として長州、薩摩などの雄藩との争い、又芹沢鴨一派との内部抗争等で苦悩しながらも、幕府のために行動する近藤。
    その局長の性格と生き様がとてもわかりやすく描写されている。
    「幕末新撰組」では永倉新八を描いた池波さん、この作品でも近藤と永倉の関係がうまく書かれている。

  • ≪作品紹介≫
    幕末動乱のとき、真剣なら無類の強さを発揮する天然理心流の道場主・近藤勇は、志を同じくする土方歳三、沖田総司らと江戸から京に上り新選組を結成、尊皇攘夷、倒幕を画策する長州や薩摩など西南雄藩の活動家と闘う。芹沢鴨一派との内部抗争を経て、京の池田屋に長州藩の過激派を襲い、天下にその名を轟かせるが…。幕府瓦解の前夜、一瞬の光芒を放った新選組。その局長、近藤勇の激闘の日々と隊士との交情を熱く描く傑作。

    ≪感想≫
    突拍子もないストーリではないが、池波正太郎の小説はいつも読みやすいしおもしろい。
    近藤勇が環境や状況で変化していくさまがよくわかる。他の小説では悪く思われがちの局長もこの小説でだいぶイメージが変わった気がする。

  • 近藤5土方2永倉2沖田1ぐらいの割合かな?幕末新撰組のほうが全然おもしろい…。こんなに永倉が派手な作品は初めてだった。斉藤は1ページだけ登場。鳥羽伏見の戦いからの展開が速すぎる。

  • この一冊を最後にちょっと新撰組を休みたいと思います。。。

    今まで読んだ新撰組関連の本の中で、「近藤勇」はちょっと良い印象がなかったのよ。。。特に最期とか。
    でも彼の信念のもとに人生をまっとうしたのかもしれないと思わせてくれた一冊です。

    自分の信念をバシーーーーーっと持って生きて行く
    信念を曲げないためには「死」しかないとなれば、それを選ぶ。

    彼や土方は極論だけど、そういう精神論嫌いじゃない自分がいます。

  • 星3-

     近藤勇側からというか、客観的な第三者の視点で、新撰組の側からの歴史の流れを読む感じでした。この本を選んだ理由は、池波正太郎さんの本「鬼平」などが好きで、また司馬遼太郎さん本、「燃えよ剣」で土方を主人公にすえた話を読んだので、今度は、近藤側からと思って選びました。

     が、うーん、歴史書+アルファ程で、あまり筆に油が乗っていない(?)というか、あまり池波さん的な味がない感じでした。ただ、本当に痛い話です。そういう時代なんでしょうけれど。近藤も土方も沖田も山南も永倉も、流れの中にいたんですね。歴史的にも、本当は新撰組だって賎徒にならなかった可能性もあって、彼らが明治に残っていたら、どんなになったんだろうと思います。

     また、この本を読んで(別の視点から見てはじめて)、なぜ司馬遼太郎が土方を主人公にすえたのも分かった様な気がしました(想像ですけれど)。
    彼が一番最後まで残った(戦った)から、かなと。この二冊を比べると、個人的には、こちら(燃えよ剣)の方が面白かったです。土方がとても魅力的でしたし。彼は、かなり男前だったらしいですよね。その辺は、こちらの本でよく書かれていました。

     ここから書くことは蛇足だし、この本とは全然関係ないことなのですが、
    沖田総司は、本当に若かったんだと思いました。そして優しさは強さで支えられており、本当に強い精神を持った人だったのだと思いました(これは、本書からも読み取れました)。でも(だから)、多くの人を斬れたのか、それとも斬ったからなのか。

  • (2006.4.25 改版初版)

  • これは最近新装されたやつ。私が持ってるのは少し古いやつです。新選組(真選組)に燃えて初めて読んだ新選組本。初めての歴史小説でもありました。読了するのに1ヵ月かかった気が・・・(苦笑)

  • 読んでいて珍しいなーと最初に思った。江戸に残した奥さんが大事に描かれている。土方さんがやっぱり格好良いのは当然だけど…。

  • 近藤勇白書なのに、土方さんの台詞がかっこよすぎでs(ry

  • ほんとは上下の奴読んだんだけど。むぅぅ。

  • 近藤勇という人が益々、どういう人かわからなくなりました。

全17件中 1 - 17件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×