近藤勇白書 (角川文庫)

著者 : 池波正太郎
制作 : 蓬田 やすひろ 
  • KADOKAWA (2006年4月25日発売)
3.58
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  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041323328

近藤勇白書 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 池波先生がぱっつぁん好きすぎて笑える。近藤主人公の歴史小説だけれども、永倉が準主役としか思えないくらい脚光が当てられています。オリジナルの人物を登場させたりなどしていて、フィクション性が強い仕上がり。ただ史実をなぞり物語化しただけの小説よりは独創的で面白い。

  • 新選組局長・近藤勇が辿る、栄枯盛衰のドラマを綴った大長編。池波正太郎ならではの豊かな人物描写で、近藤勇、土方歳三、永倉新八、原田左之助ら隊士達が「本当にこういう人だったのかもなぁ」と思わせる。後半、薩長が台頭し幕府が瓦解していく時代の中で、新選組の積み上げてきた栄光がガリガリと削り取られていく様は辛い。どんなに偉くて格好いい人でも、しょせんは歴史の流れに乗って消えていく、小さい泡沫に過ぎんのであるなぁ……

  • 著者の『幕末新選組』を読了後に購入した本書。近藤勇の天賦のカリスマ性が伝わってくる。隊を率いて幕閣から認められるに従って尊大な言動が目立つ成上りの嫌な面も、伊東甲子太郎に下った藤堂を助けられずに悔やむ面も、全てが近藤勇なのだ。新選組の盛衰を描いた本書は、幕末・新選組オールスター総出演という感の時代小説となったのは、さすが池波さんだ。

  • 天然理心流の道場主・近藤勇の性格がとても良く解るように描かれている。幕末動乱の時代に京へ上り、結成された新選組。
    その局長として長州、薩摩などの雄藩との争い、又芹沢鴨一派との内部抗争等で苦悩しながらも、幕府のために行動する近藤。
    その局長の性格と生き様がとてもわかりやすく描写されている。
    「幕末新撰組」では永倉新八を描いた池波さん、この作品でも近藤と永倉の関係がうまく書かれている。

  • 近藤5土方2永倉2沖田1ぐらいの割合かな?幕末新撰組のほうが全然おもしろい…。こんなに永倉が派手な作品は初めてだった。斉藤は1ページだけ登場。鳥羽伏見の戦いからの展開が速すぎる。

  • この一冊を最後にちょっと新撰組を休みたいと思います。。。

    今まで読んだ新撰組関連の本の中で、「近藤勇」はちょっと良い印象がなかったのよ。。。特に最期とか。
    でも彼の信念のもとに人生をまっとうしたのかもしれないと思わせてくれた一冊です。

    自分の信念をバシーーーーーっと持って生きて行く
    信念を曲げないためには「死」しかないとなれば、それを選ぶ。

    彼や土方は極論だけど、そういう精神論嫌いじゃない自分がいます。

  • 星3-

     近藤勇側からというか、客観的な第三者の視点で、新撰組の側からの歴史の流れを読む感じでした。この本を選んだ理由は、池波正太郎さんの本「鬼平」などが好きで、また司馬遼太郎さん本、「燃えよ剣」で土方を主人公にすえた話を読んだので、今度は、近藤側からと思って選びました。

     が、うーん、歴史書+アルファ程で、あまり筆に油が乗っていない(?)というか、あまり池波さん的な味がない感じでした。ただ、本当に痛い話です。そういう時代なんでしょうけれど。近藤も土方も沖田も山南も永倉も、流れの中にいたんですね。歴史的にも、本当は新撰組だって賎徒にならなかった可能性もあって、彼らが明治に残っていたら、どんなになったんだろうと思います。

     また、この本を読んで(別の視点から見てはじめて)、なぜ司馬遼太郎が土方を主人公にすえたのも分かった様な気がしました(想像ですけれど)。
    彼が一番最後まで残った(戦った)から、かなと。この二冊を比べると、個人的には、こちら(燃えよ剣)の方が面白かったです。土方がとても魅力的でしたし。彼は、かなり男前だったらしいですよね。その辺は、こちらの本でよく書かれていました。

     ここから書くことは蛇足だし、この本とは全然関係ないことなのですが、
    沖田総司は、本当に若かったんだと思いました。そして優しさは強さで支えられており、本当に強い精神を持った人だったのだと思いました(これは、本書からも読み取れました)。でも(だから)、多くの人を斬れたのか、それとも斬ったからなのか。

  • この本の近藤さんは、時にはっとするぐらい
    かっこよかったり、ちょっと可愛いと思う場面もあったり…。
    人間味に溢れているというか、凄く魅力的な人物として
    描かれているなぁと思いました。
    あやうく新撰組にはまりそうになります。

  • (2006.4.25 改版初版)

  • 昔、講談社文庫の古い版を父が持ってたので、(勝手に)貰って読んでた。

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